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今週は、使い方を間違えやすい敬語をピックアップします。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法      < 間違いやすい敬語(4)
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                   尊敬語と謙譲語の混同
▼ 尊敬語と謙譲語の違い
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尊敬語と謙譲語、混同して使っている場合も少なくありません。
今一度、尊敬語と謙譲語について整理してみましょう。

尊敬語:相手に対して敬意を示す言葉。自分より目上の人に対して使用。
謙譲語:自分をへりくだって言うことで、間接的に相手を敬う言葉。

尊敬語同様、謙譲語にも二通りのパターンがあります。
・一般形
自分の動作や状態に、補助動詞の「お~する」「ご~する」をつけて使う場合

・特定形
「おる」「いただく」のように言葉自体が謙譲語の場合

        <一般形>  <特定形>
 聞く  ⇒  お聞きする  伺う、承る、拝聴する
 言う  ⇒         申す、申しあげる
 見る  ⇒         拝見する

などが謙譲語の一例です。

▼ 謙譲語に「れる」をつけても尊敬語ではない
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間違いやすいのは、謙譲語に尊敬語の「れる」をつけて使ってしまう場合。
たとえば…

お客さまが申されました。 ⇒ お客さまがおっしゃいました。

おられますか ⇒ いらっしゃいますか

左側の文は、謙譲語である「申す」「おる」に、に尊敬語の「れる」をくっつ
けてしまっている間違いです。なんとなくそれらしく言ったり聞いたりできま
すが、気をつけましょう。

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