今週は、社内・社外、公私によるメールの使い分けについてです。

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メ ー ル 作 法                                      < 目的別メール作法
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                                                                            どうする? 顔文字

▼ 隠し切れない戸惑い
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先日、読者のかたから次のような相談メールをいただきました。

> 実は、先日取引先の方(50代前半)からメールをいただきました。
> 最近はじめてお会いし、2回目の仕事関係のメールなのですが、
> その中に、『 (笑) 』や『 (苦笑) 』などの文字や、
> 顔文字が使われていたのです。
(中略)
> 基本的に私は取引先に対して、相手が若い女性でも
> 顔文字の類は決して使わないことにしています。
> でも、親しくなった方に対しては年配の方であっても
> 使ってもいいのでは?
> そのほうがより親しくなるのでは? といつも悩んでいます。

このような経験、あなたもありませんか?

仕事関係のメールで、やりとりを重ねていくうちに、相手のメールがどん
どんくだけていって戸惑うこと。私は二回目のメールでいきなり宛名が
「あゆ へ」と書かれていて、どうしようかと思ったことがあります。

▼ 大人ですから、節度をもって
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(笑)や(苦笑)までは百歩譲って許したとしても、ビジネスメールに顔
文字を多用したり、なれなれしい言葉づかいは避けたいものです。送るほ
うは親しみを込めて使っているのでしょうが、ビジネスの場では失笑を買
うだけ。

かと言って、必要以上にかしこまったメールも窮屈なもの。メールの目的
を明らかにしたうえで、表現を使い分けるとスマートですね。

上記の質問をいただいた読者のかたへは、これまでどおり、ご自分のスタ
ンスを崩さず、相手が顔文字攻撃してこようと平常心で対応なさるように
お知らせしました。

メールといえど大人同士の付き合いです。絵文字、顔文字に頼らず、言葉
で親近感を醸成できるようになりたいですね。

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