はた迷惑なメールについての最終回です。

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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 黄信号のメール(5)
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ムラのあるメール

▼ 重たいメール
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気分のムラがメールにも出ます。

自分が暇だったり、人恋しい時には、ボリュームたっぷりに語り尽くした
メールをよこすのに、忙しくなるとふっつり音信不通。何かあったのかと
案じて返信すれば、本人はケロっと忘れていた、なんてことがあります。

心の中のモヤモヤや不安を書いて解消するということは確かにあります。
ですが、その人の内面を書き連ねたメールというのはややもすると大作で、
読む人の気を重くします。

人を巻き込んで解消するのではなく、ひっそり自分の中で処理して、人に
は晴れやかさわやかな心持ちでいつも接したいものです。特にビジネスの
場では。

▼ まずは心の状態を最適化!
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仕事ができる人は往々にして、そういったムラが見られません。気持ちや
生活態度のバランスがとれている様がメールからもくみ取れるのです。

要件を簡潔にまとめ、ソツなくムダなのないメールが、だいたい決まった
時間帯に来ることが多いです。これはメール対応の時間を決めているから
で、やりとりを続けていくうちにその人のサイクルが見えてきます。

今週5回にわたってお届けしてきた「黄信号のメール」。すべて、私自身
の経験をもとに書きました。

おかしなもので、相手への関心や思い入れが強い時ほど、余計な力が入っ
て失敗することが多かったように思います。

人によって態度を変えるのではなく、むしろ、どんな人へも感じよく的確
なメールが送れるよう、まずは自分の心の状態を最適化しておくことが大
切なのかもしれませんね。

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