今週は、印象を変えるひと言の違いについてご紹介します。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < ひと言の効用 >
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「~でいい」
▼ 消極的な印象を残す「で」
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ちょっとしたひと言でがらりと印象が変わるものです。
相手を思いやる感じの良い対応は、仕事のやりとりを円滑にします。今
週は、好印象を残す「ひと言の効用」をご紹介しましょう。
複数の選択肢から一つを選ぶ時、つい使ってしまうのが「~でいいです」。
たとえば、A案とB案、二つのデザイン案を提案してきたデザイナーに対し
「A案でいいのでお願いします」
 ̄
仕事を依頼する時
「あなたでいいから、急いでお願いします」
 ̄
メールでも口頭でも、「~でいい」と選ばれたり頼まれるのは愉快なこと
ではありません。
たったひと言ですが「~で」という言い方は、「どちらでもいいからとり
あえず」「不本意だけど仕方ない」という諦めのニュアンスが漂っている
ことを否めません。
▼ 「が」「に」に言い換えて感じ良く!
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では、相手に好印象を与える言い方は?
たとえば、「で」を「が」、「で」を「に」に言い換えたらどうでしょう。
「どちらもいいけど、特にA案がインパクトがあっていいですね」
 ̄
「急ぎの案件なので、あなたにお願いしたいのですが」
 ̄
助詞を一文字替えるだけで、相手への敬意や信頼感が言葉から伝わってき
ます。
メール以外でも、飲食店でメニューを選ぶ時に「わたしはこれでいいわ」
「コーヒーでいいから」と、つい言っていませんか?
せっかくご馳走しようという気持ちがあっても、そのひと言ですっかりそ
の気が失せることも…。デートの時は「これがいい」「コーヒーをお願い
します」とニッコリ言えると素敵です。