今週は、外来語の書き方に迫ります。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 外来語の表記(2)
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濁音の取り違え

▼ 濁る? 濁らない?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
かばんのこと「バック」と言ったり、書いたりしていませんか?

小さい「ッ」のあとの濁音。濁るか濁らないかで意味も違ってきます。
取り違えやすい例を挙げてみましょう。

・バッグ( bag = かばん)
バック( back = 後ろ)

・ベッド( bed = 寝台)
ベット( bet = 賭け)

・ドッグ( dog = 犬)
ドック( dock = 船舶修理の施設、船渠)

・スモッグ( smog = 煙霧 smoke と fog の合成語)
スモック( smock = 園児などが着るゆったりした上っ張り)

・バッジ( badge = 記章)
バッチ( batch・コンピュータ用語 = 一括して処理されるグループ)

・ドッジボール( dodge ball = 避球)
× ドッチボール

「ベットタウン」「人間ドッグ」「胸にバッチをつける」など、うっかり
取り違えて使っているものです。

▼ 半濁音? 濁音?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
似たような取り違えとしては、本来、半濁音符でで表記するところを濁音
表記していることがあります。たとえば…

・ジャンパー( jumper = 上着)
× ジャンバー

・ギプス( Gips・ドイツ語 、gips・オランダ語
= 石膏を使って患部を固定する包帯 )
× ギブス

いずれも本来の読みが訛って濁音に取り違えられているようです。

※パソコンで見ると濁音と半濁音の違いが分かりづらいです。テンの向き
が微妙に違うのお気づきですか。私はしばらくわかりませんでした。

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