今週は、メールで差がつく言葉遣いについてです。

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仕 事 の メ ー ル 作 法    < ビジネス用の言い回し(2)
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呼び方の問題

▼ 会社名だもの、きちんと
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広島弁では自分の家のことを「うち」「うちとこ」などと言います。

家庭だけでなく自分が所属する会社や組織のことも身内意識から、つい
「うち」と言ってしまいがち。自社や相手の会社を指す言い方には次のよ
うなものがあります。

うちの会社  ⇒ 当社、弊社、私ども(の会社)

そちらの会社 ⇒ 御社、貴社、○○社様(相手の社名を言う)

相手の社名に付く「株式会社」「有限会社」は、(株)(有)と略さず書
くほうが好ましいです。もっとも、頻繁にやりとりする客先に対しては、
「株式会社」「有限会社」を書かず直接社名と担当者名、担当名のみとい
うことも多いですね。

▼ 悩める役職
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敬称を書く時の目安は…

・企業・官庁・団体などの組織に宛てる場合 → ○○御中

・役職のある相手 → 経理部長○○様
※「部長」とするか「部長様」か迷う場合は、「役職+相手の名+様」
とすると無難
※先生の呼称がすでに定着している職種(医師、士業など)の相手には
敬称として「先生」を用いることも多い

・同僚や役職のない相手 → ○○様、○○さん

・同一の内容を複数の相手に発信する場合 → 各位
※各位の後に「様」は不要。できれば、各人宛てに宛名を書く方が丁寧

名前に関して言えば、間違えるのも失礼ですが、名前を書かない(対話の
場合は言わない)のも感じが悪いものです。

メールでも要所要所に相手の名前を書くようにすると、問いかけている感
じが出せます。MLで複数の人がメールをやりとりする場合も、用件ごとに
まず相手の名前を書いてから伝えるようにすると分かりやすいですね。

余談ですが…
女性が自分より年下の男性を「くん」付けで呼ぶのが好きになれません。
だから私は、若い男性に対しても「さん」で呼び、メールにもそう書きま
す。逆もしかりで、役職や年齢が上でも「神垣さん」と普通に呼んでくだ
さる客先の男性が私は好きですね。

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