今週は、読者からの質問にお答えします
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 読者からの質問(5)
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書き出しのあいさつ

<質問:上司や他職種に対する書き出し>—————————-

私は看護師ですが、私の勤める病院は4年ほど前からすべて
電子カルテに変わり、他職種への連絡や院内での伝達事項も
すべてメールで済ませることになっています。

そんな中、最近スタッフからのメールで多いのが
書き出しに「毎度お世話になっております」とか
「いつもご苦労様です」という文面が結構使われていることです。

(中略)

上司や他職種に対してこのような書き出しはとくに失礼には
あたらないのでしょうか?
私だけがしっくりこない…と思ってしまっているのでしょうか?

—————————————— 読者 H.M 様からの質問

▼ 「ご苦労さま」と「お疲れさま」の使い分け
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
上司に対しては「ご苦労さまです」ではなく「お疲れさまです」が適切で
す。

これまでも書いてきましたが、「ご苦労さま」は目上の者から目下の者へ
かけるねぎらいの言葉。ですから、部下に対しては「ご苦労さまです」で
構いません。

私は仕事を一緒にする他業種の人に対しても「お疲れさまです」を使いま
す。仕事の指示など、メールのやりとりが頻繁な相手に使うことが多いで
すね。

「毎度お世話になっております」は、通常、社外の人宛てに送るメールの
常套句。社内では基本的に使いません。H.Mさんの職場では、このあたりが
混同されているのかもしれませんね。

▼ 相手や状況に合わせて変化をつける
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
メーリングリストなどで気心が知れた相手には、「神垣です」と冒頭から
名乗り、用件にすぐ入ることも。メールのやりとりの頻度、相手の上下関
係や親密度により、くだけた文面や省略していいあいさつもありますね。

逆に、相手の状況をある程度知っている場合は、「昨日はお疲れさまでし
た」「昨日は大変でしたね」「大丈夫でしたか」といった一歩踏み込んだ
書き出しができます。

労をねぎらうばかりでなく、「ご助言いただき、ありがとうございました」
「教えていただき、助かりました」といって感謝の言葉が書き出しにきても
感じのいいものです。

社内で慣習化している言い方は、おかしいなと思っても急には変えづらい
もの。自分が出すメールだけでも注意して使い分けてみてはいかがでしょ
うか?

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