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今週は、退職・転職時のあいさつメールについてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法            < 退職のあいさつ(5)
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                           メールは略儀?

▼ メールはあくまで略儀
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メールによる退職・転職のあいさつ。それが正式ではない、
ということを忘れずに。
このシリーズの初めにも書きましたが、

実際に相手のところへ足を運び、顔を見て、直接あいさつする
のが基本です。

ただ、あいさつ回りにも限界があり、残務整理に追われ、
あいさつしそびれるようなケースもあるでしょう。
一、二度顔をあわせただけの相手へもひとこと連絡を、
というとき、メールの活用となるわけです。

あいさつ文には、略儀であることを踏まえ、
次のようなフレーズを添えておきましょう。

「メールでのご報告で失礼とは存じますが…」
「メールでのごあいさつとなり、恐縮ですが…」

▼ 退職・転職後の縁を継ぐメール
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むしろ、メールを活用するなら、退職・転職後。

新しい職場や環境に落ち着いた頃、
親しい人やこれからも接点を持ちたい相手に
連絡をとるにはメールが便利です。

注意したいのは、前の職場の悪口や不満、転職先の自慢話です。

職場を去るのに理由があるように、残るのにも理由があります。
環境が変わっても変わらなくても、責任を持って仕事を全うする
ことに変わりはないはず。

いつまでも後ろ向きに比較や批判を繰り返すのではなく、
前を向いて自らの道を開いていきたいもの。
その人の真価が問われるのも、退職や転職など節目での対応と
言えそうです。

<追記> 2020.11.02
新型コロナの影響で、対面での接触が減っている現在、
退職等のあいさつ回りの習慣も消えていくかもしれません。
対面>メール というとらえ方から、むしろ
対面<メール が歓迎されるようになっていく可能性が
あるわけです。

メールでのあいさつや連絡が一般化すれば、
メールは略儀とは言えなくなりそうです。

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