今週は、誤解されやすい数字の書き方についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法       < 注意したい数字表記
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                          数値の幅を示す

 メールに限らず文章に数字を意識的に使うと説得力が増します。
 「多数の読者」と書くより「6500人の読者」
 「もうすぐできます」より「3日以内にできます」

 このように数字に置き換えることで、現状が把握できたり予測が可能にな
 ります。

 逆に、特定したり、確約したくない場合は数値を示さず、あいまいに表記
 しておくという方法もあります。

 日々のメールのやり取りで、意味のとり違いや誤解を招く数字の表記につ
 いて今週はとりあげます。

 ▼ 数字の幅を示すときは数字を省かない
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 いくつからいくつまでと数値の幅を示すときに「~」や「-」を使います。

 たとえば「20万円から30万円」と金額の幅を示す場合、
 「20万~30万円」「20万-30万円」と書くのが一般的です。

 しかし、これを「2-30万円」と書くと「2円から30万円」という意味にも
 取れます。

 同様に「250~255円」「250-255円」と表記するところを、
 共通する「2」の数字を省略して
 「250~55円」「250-55円」と表記すると誤解を招きやすいです。
 数字の幅を示すときは数字を省かず列挙するほうが正確に伝わります。

 話し言葉では「に、さんじゅうまんえん」として意味が通じるので、
 書き言葉でも「2、30万円」「二、三十万円」と表記しますが、
 上記と同様の理由で取り違えやすいので注意しましょう。

 洋数字を縦書きにした場合、漢数字を横書きにした場合とでは、
 見た目の印象が違って見え、意味の誤解を招く可能性もあるからです。
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神垣あゆみ企画室