今週は、誤解されやすい数字の書き方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 注意したい数字表記(3)>
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含む、含まない
3歳未満
3歳以下
「3歳」を含むのはどちらでしょうか?
「3歳以下」ですね。「3歳未満」は3歳を含みません。
「以下」のほかに基準の数値を含む表記としては、「以上」「以内」
「以前」「以後」「まで」「から」があります。
日時を示すときの「まで」も基準の数値を含むので
3月10日まで不在にします。
→「3月10日も不在」という意味になります。
満3歳
は、誕生日を迎えたとき、生まれて丸々3年が経過した、という意味。
「娘は来月で満3歳です」のように書きます。
時の経過を表す「3年ぶり」も丸々3年経った、という意味です。
一方、「3年越し」「3年がかり」「3年来」はいずれも起算の年を含む
言い方です。
先生にお会いするのは3年ぶりです。
→「丸々3年会っていなかった」という意味
彼とは、3年越し(3年来)の付き合いです。
3年がかりで仕上げた作品です。
→「出会った年から3年が経過」「取り組んだ年から3年が経過」
という意味。
ちょっとしたことですが、表記するときにわからなくなることがあるので
書き留めておきました。