今週は、基本的なメールのマナーについての考察です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < メールのマナー(5)
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打診の仕方

下記は訪問の日程を打診するメールです。
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(前略)

○○様からご紹介を頂きました、△△と申します。
早速ですが、御社を訪問させていただき
XXXXの件についての打ち合わせをお願いできればと存じます。
つきましては、ご都合の良い日程をご指示頂けないでしょうか。
ご検討の程、よろしくお願いいたします。

用 件  XXXXの件についての打ち合わせ
日 時  下記の日程のうち
ご都合の良い日をお知らせください。

1案  4月 28日(土)
2案  5月  1日(火)
3案  5月  2日(水)

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このように日程などの打診をする際は、幾つか候補日を挙げて相手に選択
してもらう書き方をすれば、受けとった側は希望の日程を返信するだけで
よく、さっと用件が片付きます。

日程に限らず、例えば、上司から仕事の指示があった場合「これはどうし
ましょうか」「あれはどのようにしたらいいのですか」といちいち尋ねな
がら進めるより、企画書をまとめるなりしてある程度自分で形にし、上司
に全体像を確認してもらうという進め方にすると、事がスムーズに運びま
す。

メールも同じ。相手が望む形を想定し、確認するだけでいいようにまとめ
たり、イエス・ノーで答えられるように持っていく配慮があると歓迎され
ます。

メール以外の仕事のやりとりでも、大切なのは想像力。自分で考え、相手
の望む形に工夫し提案することで、お互いの仕事の効率がアップし、生産
性も上がります。

自分勝手に先走りすぎてはいけませんが、常に「一歩先を見る」視点を持
つと得るものが多いのではないでしょうか。

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今週は、基本的なメールのマナーについての考察です。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法            < メールのマナー(4)
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                            質問の後に…

ミクシィなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で、ひと
とき「読み逃げ」が話題になりました。SNS上の日記を読むだけでコメント
やメッセージを残さないことを「読み逃げ」と称すらしいのですが、質問
メールを送る際によくありがちなのが「聞き逃げ」。

自分が分からないことを人に聞くだけ聞いておいて、相手から返答がある
と満足してそれっきりというケースです。私はこちらのほうがよほど問題
ではないかと思っています。

この場合、質問した側は回答が得られて満足でも、回答した側は「その後
どうなっただろうか」とか「解決したのだろうか」と気に留めているもの
です。回答するのに労力と時間がかかっていれば、なおさらです。

質問への回答にお礼や報告をするのは、メールに限ったことではなく対面
や電話の場合でも必要なことではないでしょうか。

メーリングリスト(ML)で質問をした場合は、回答を得た後にどのような
結果になったかを報告すると歓迎されます。

回答へのお礼は当たり前で、それ以上に、投げかけた質問からどのような
成果や結果が生まれたかを報告することで、ML参加者が知識を共有できる
からです。

インターネットの双方向性は、このようにお互いに知識やノウハウ、情報
を共有し、次につなげるのにとても有効。「聞いたら返す」という気持ち
を忘れずにいたいですね。

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今週は、基本的なメールのマナーについての考察です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < メールのマナー(3)
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名刺交換の後に…

交流会などで名刺交換した後、お礼かたがたメールを送ることが多いです。

名刺よりもメールの方が自分のサイトやブログをアピールしやすく、こち
らのメールアドレスを相手に知らせることもできるからです。

ですが、こうした名刺交換の後に届くメールで困るものもあります。
「これは私が名刺交換など、今までご縁をいただいた方にお送りしています」
というメッセージとともに送られてくるメルマガの類です。

有無を言わせず、いきなり送られてくるメルマガには抵抗を感じることが
少なくありません。

せめて
「メルマガを配信しています。よろしかったら、ご一読いただけませんか?」
「○○○についてのメルマガを配信しています。お読みいただけるとうれし
いです」
と、最初にどんなメルマガか紹介し、相手が読むかどうか判断できるサン
プルや最新号を知らせて打診することが最初のステップとして必要ではな
いでしょうか。

メルマガの相互紹介にも見られる傾向ですが、最初のメールにもれなく自
分のメルマガの広告文を貼り付けてくるケース。

やりとりの回数を減らそうという配慮からかもしれませんが、押し付けが
ましい印象はぬぐえません。

メールにスピードは不可欠ですが、やりとりの順序まで省いてしまっては、
せっかくの「ご縁」を無にすることになります。相手の意向を確認してか
ら、次の段階へ進む「ひと手間」を忘れたくないですね。

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今週は、基本的なメールのマナーについての考察です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < メールのマナー(2)
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メールで質問をする際、
2通りのパターンがあります。

漠然とした質問と、
どこがどう分からないと明記された具体的な
質問、この2つのパターンです。

漠然とした質問の場合、
自分で分からないところが分からないケースや、
とりあえず詳しい人に聞いてみようと咄嗟に質問しているケースが多いです。

件名や本文に
「○○○について教えてください」
というフレーズが使われがちです。

一方、具体的な質問は、
ある程度、自分で下調べをして
「こうしてみたけどうまくできない」とか
「自分ではこう思うのだが、別の方法があれば教えてほしい」と、
質問するポイントが絞られていて、試行錯誤した経過が分かるので、
回答もしやすいのです。

質問メールをする際に留意した方がよいのは、
相手に一から調べる手間をとらせないこと。

質問をする際、
イエスかノーで答えられるような聞き方をするのも一つのテクニックです。

漠然とした質問というのは、
質問をする本人は藁をもつかむ気持ちだったり、急いでいたりするのかもしれません。

しかし、それに回答する人は
正しく回答するために時間を費やしてしいるかも知れないことに
思いをめぐらせてみましょう。

「聞くのはタダ」ですが、
答える側の労力を最小限に留め、時間を奪わない聞き方を心掛けたいですね。

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今週は、基本的なメールのマナーについての考察です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < メールのマナー
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依頼の前に…

たまに、当メルマガへも広告掲載の依頼が来ます。
先日も「有料広告についてのお問い合わせ」という件名のメールを受け取
りました。

宛先には当メルマガのタイトルが表記されているのですが、内容は
「貴メルマガの購読者数は?」「広告掲載の有無をお知らせください」な
ど、本文やメルマガ情報を確認すれば分かる基本的な内容を問う質問ばか
り。

同じフォーマットで、その他のメルマガにも同様のメールを送っているこ
とが一目瞭然だったので返信は控えました。

取材するときにも同様のことが言えるのですが、最低限の相手の情報は事
前に確認してからアプローチしないと、とんちんかんな質問を投げかけて
しまい、やりとりがそこで終わってしまう事態にもなりかねません。

メルマガで言えば、相互広告や広告依頼に多く見られる傾向ですが、ろく
に相手のメルマガも読まずに依頼のアプローチをしてくるケース。
ブログの場合は、手当たり次第にキーワード検索でひっかかったブログに
トラックバックしてくるケース。

いずれも「数打ちゃ当たる」式でのぞんざいなやり方で、受け入れがたい
ものがあります。

普段の人間関係同様、ちょっとした手間さえ惜しまなければ、もっと良好
な関係ややりとりの発展が望めるのではないでしょうか。

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今週は、感じのよいビジネスメールへの書き換え指南です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法         < 再び、書き換える技術(5)
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                       「させていただきます」

今週は事例を挙げながら、メールをわかりやすく、感じよく書き換える
ポイントをご紹介しています。

あるネットショップからのメールです。
——————————————————————
基本的に土、日、祝日はお休みさせて頂いておりますので、週末はお返事
ができない場合もございますので、ご了承ください。
——————————————————————

ネットショップに限らず目にすることの多い「お休みさせていただきます」
「休業させていただきます」というフレーズ。

「~させていただきます」は、一見、丁寧なようで実際は強くきつく感じ
る表現ではないでしょうか。
さらに上記の一文は「ますので」が続いて使用されていて、すっきりしま
せん。

少し書き換えてみましょう。
——————————————————————
土、日、祝日は休業日のため、この間にいただいたメールにはご返事がで
きない場合がございます。ご了承ください。
——————————————————————

「基本的に」という言葉は私もよく使いますが、この場合は、はっきり
「土、日、祝日は休業日」であることを示す方がよいと思います。

土、日、祝日のメールの返信ができないことを示したうえで
「月曜日には必ずご返信いたしますので、ご了承ください」
とフォローの一文を入れると、さらにおさまりよくまとまるのではない
でしょうか。

上記の事例では「休業日」と書き換えましたが、
「お休みさせていただきます」「休業させていただきます」のフレーズは
お客様に対して許可を得るというより、自分の都合で休むのであれば
「お休みいたします」と書くほう好ましいと思います。

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【しごび】 の お す す め
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メール書くとき、いつもおそばに…

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