今週は、読者のかたからの質問にお答えします
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 読者からの質問(5)
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メールの開封確認

<読者からの質問>————————————————

“開封確認”の使用用途、マナーに関する質問です。

お取引先の営業パーソンから届くメールに、開封確認の設定がされている
ものがあります。
社内の場合でしたら、確認の請求は不自然に感じないのですが、社外から
のメールには違和感がありました。

社外へのメールに開封確認をするのは、メール作法としてはいかがなもの
なのでしょうか?
(読者 古賀さん)
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メールが普及し始めた当初は、この「開封確認」は今よりも多く行われてい
たと記憶します。

しかし、現在のように伝達ツールとしてメールが普及・浸透してからは、一
日にやりとりするメールの数も激増し、メールの「開封確認」を要求する行
為はそれほど必要なくなってきているように感じます。

メールを開封すると、いちいち開封確認が表示されるのは目障りでもあり、
返信を相手に強要するという印象を与えるので、却って対人関係にマイナス
に働くこともあるように感じます。

企業の中には、問い合わせや見積依頼のメールには一時間以内の返信をルー
ル化しているところもあり、メールの返信のスピードも上がっています。

よほど確実な返信を求める場合を除いて、通常のビジネスメールのやりとり
に「開封確認」の設定は必要ないのではないでしょうか。

開封確認要求の送信やそれに対する応答を無効にする設定もあるようです。
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/508oedispos/oedispos.html

相手が意識していないのに、PCが「開封確認」の表示が出る設定になってい
る場合も考えられますので、ひとこと
「メールの開封確認の設定は、お互いのメール・アドレス情報が必要以上に
やりとりされることになり、セキュリティの面で不安があります。
もし、差し支えなければ、開封確認の設定を解除していただくわけには
いかないでしょうか」
と打診してみるのもひとつの方法です。

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