今週は、覚えておくとよいひと言をご紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 定番のフレーズ(2)>
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「承りました」
相手からの依頼や要求のメールに返答するとき、
使うと感じが良いフレーズが「承りました」です。
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写真手配の件、承りました。よろしくお願いいたします。
○○のご依頼、承りました。△日にはお送りいたします。
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「分かりました」でも意味は通じますが、
「承りました」と返答すれば品がよく、丁寧な印象を残せます。
同じ意味のフレーズとして「承知しました」も良いでしょう。
ただ、
少々かしこまった感があるので、通常のメールのやり取りでは
「承りました」を使うことのほうが私は多いです。
同様に「かしこまりました」もありますが、
こちらは話し言葉として使う方がより自然で心地よく響きます。
書き言葉で使うと改まった感が強く
(実際、「かしこまりました」は「承りました」「承知しました」より
丁寧な表現とされる)通常のメールのやり取りで使うには
やや堅く感じます。
このように同じ意味の言葉でも話し言葉向き、書き言葉向きのものがある
ように思います。
一方、メールで相手に確認をしたり、念を押したりするとき使うフレーズが
「~という理解でよろしいですか?」。
「~ですか」「~でいいですか」「~なんですよね」でも意味は同じです
が、直截過ぎたり砕けすぎの感があります。
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お2人でご参加、という理解でよろしいですか?
先方で手配をしていただける、という理解でよろしいですか?
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少し長くなりますが
「~と理解しておりますが、問題はありませんか?」
という確認の仕方もあります。
相手に不快感を与えないよう、
決め付けずに「~ではないですか」と
謙虚に尋ねる姿勢がポイントです。
<追記> 「~と理解しておりますが、 問題はありませんか?」は 後半部分を 「~と理解しておりますが、 差支えありませんか?」 としても良いでしょう。 ▼関連する記事はこちら
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