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今週は、社内・社外での上司に対する敬語表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法           < 上司への敬語(2)
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                        教え方のうまい上司

仕事を分かりやすく教えてくれた上司に対し、その上司の教え方はうまい!
という意味のことを伝えたいとき、どのように表現しますか?
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1)中田課長は教え方がお上手ですね。

2)分かりやすく教えていただき、ありがとうございました。

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この場合、部下である自分は上司から教えを受ける立場にあります。
そのような状況で、部下から上司を「褒める」のは不適切。上司に対して
部下がその能力や技量を「評価する」ことになってしまうからです。

「褒める」という行為は、相手の専門的な能力や技術について評価するこ
とにつながります。上司が部下に対して「田中さんは後輩への教え方がう
まいね」という言い方はしても、部下から上司に対して「中田課長は教え
方がお上手ですね」というのは失礼。

上司に対して部下は、教えを請うことはあっても評価する立場にはないか
らです。

この場合、1)のように「褒める」のではなく、2)のように上司の行為
そのものに対して「感謝」の気持ち伝える方が感じがよいです。

「お上手ですね」は上司に媚びて持ち上げている印象がありますが、素直
に「ありがとうございます」と伝えれば、言われた方もうれしいものです。

「中田課長に教えていただき、要領がつかめました。ありがとうございます」
といった表現もあります。

立場の違いを踏まえた表現を心に留めておきましょう。

「敬語の指針」より

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