今週は、感じのよいビジネスメールへの書き換え指南です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < 書き換える技術
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                          ご遠慮ください

読者のかたから次のような質問を頂きました。
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「ご遠慮ください」
は正しい敬語なのでしょうか?

以前、会社の先輩に、
遠慮は自分がするもので、相手に強要するものではないから、
お願いごとに「ご遠慮」は使わない、と言われたことがあります。

それからは、その言葉を使用せず、
「携帯電話のご利用はお控えください」や、
「講演中のタバコはおやめください」
というような言い方をしています。
読者 I.M 様
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「ご遠慮ください」が敬語として正しいかどうかは、諸説あるようです。
I.Mさんが書かれているように、自分からのお願いする場合には使わない
という説、慣用表現として定着しているので使ってよいとする説、
いろいろです。

ここでは敬語としての正誤ではなく、どのように言い換えると適切か考え
たいと思います。

「ご遠慮ください」に代わる言い方・書き方としては、I.Mさんがすでに
実践されている

「~はお控えください」
「~はおやめください」

という表現がしっくりきます。「ご遠慮ください」という表現に抵抗が
ある場合は、上記の二つのフレーズに置き換えてみるうといいですね。

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【しごび】 の お す す め
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