今週は、メール作法の基本を諺に絡めてご紹介します。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法          < 諺に見るメール作法(3)
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                      求められてもいないのに…

ドイツのことわざに
「求められてもいないのにアドバイスはするものではない」
というのがあります。

メールでも、問わず語りに自分の知識や見解を書きたててしまうことがあ
ります。書く方は気分が乗ってきて、あれもこれもと聞かれもしないこと
を書いてしまいますが、それを読むほうは結構ツライものがあります。

得意げに書いたことが、実は相手も知っていたり、自分以上に詳しいとい
うことも…。アドバイスや意見は、相手に求められてから伝えるほうが的
も絞れて、的確な回答ができます。

▼ 先回りがアダとなる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
かくいう私も、サービス精神を発揮しすぎて幾度となく「求められてもい
ないアドバイス」をしてしまい、激しく後悔したこと数知れず…。

先んじてあれこれ書くより、
「○○についてはご存知ですか?」
「△△という事例もあります」
と、さわりだけ提示して相手の反応を見てから、詳細を述べても遅くはあ
りません。

「相手は知らないだろうから」ではなく、「相手は知っているかもしれな
い」というスタンスでメールのやりとりをするといいのではないでしょう
か。知識の押し売りにならないよう気をつけたいものです。

 
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