今週は、言葉についてのあれこれです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 言葉の雑学(3)>
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間違いやすい表現
今週はいつものメール作法から少し離れて、言葉についての雑学を
あれこれ集めてご紹介しています。
今日は間違いやすい表現です。
歳末やお正月にちなんだ言葉で間違いやすいものを挙げてみました。
▼お歳暮
お歳暮のやりとりもひと段落したところでしょうか。
「お歳暮」とは年末の贈り物を指します。
ですから「お歳暮の贈り物」という表現は重言になります。
「お歳暮」または「年末の贈り物」と言います。
▼熱に・・・
インフルエンザが流行中。高熱に襲われたら「熱にうなされる」?
この場合「熱に浮かされる」が正しい表現。
悪い「夢にうなされる」ことはあっても、熱にはうなされません。
▼元旦
年賀状の最後に書き添える「元旦」。
「旦」は夜明けや朝を意味するので「元旦の夜に」とは言いません。
「一月一日の夜に」とします。
▼古式・・・
お正月の琴の音色。それを表して
「古式豊かに」としたいところですが、正しくは「古式ゆかしく」。
古来のやり方・風情を「ゆかしく」感じることから。
▼鏡開き
酒だるのふたを木づちで割る鏡開き。
このとき「鏡を割る」ではなく「鏡を抜く」と表現します。
鏡割りとも言いますが、「割る」を忌み言葉として
「開き」に言い換えているのです。
結婚式などの祝宴でも忌み言葉とされる「終わり」は使わず
「お開き」を使うことが多いですね。
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