今週は、数字の書き方のワンポイントをご紹介
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 数字の書き方(5)
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その他いろいろ

▼分数の表記
数字の表記で迷うものの一つに「分数」があります。
メールは横書きなので「1/2」のように半角で書けばいいのですが、
文章や文字量によっては目立たなくなってしまうことがあります。

かといって、全角で「1/2」とすると間延びした感じになります。
分数を目立たせたいときは「2分の1」「二分の一」と敢えて漢字表記に
するのも一つの方法です。

▼漠然とした数
数人、数十メートル、数百冊、数千円、十数個
のように、漠然とした数を表すときは「数」を使うのが一般的です。

ただ、「数」が示す数値の解釈は人によって異なります。
例えば、「数百円」を「200~300円」と思う人もいれば、
「500~600円」と思う人も…。
このような思い違いを避けるには、数字の幅を持たせておおよその数値を
示す方が得策です。

▼時の経過を表す言葉
「創立50周年」「100周年記念事業」などで使う「周年」は、
物事が始まってから丸々何年過ぎたかを表します。
「創立50周年」は、創立してから50年が経過したこと、
「100周年記念事業」は始まってから100年を記念した事業を意味します。

「5年ぶりの再会」というときの「5年ぶり」も丸々5年経過したことを
示す言葉ですが、事故や災害などでは「~年ぶり」は使いません。
対面や再会など、望ましい状態を示すときに使う言葉と覚えておきましょう。

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今週は、数字の書き方のワンポイントをご紹介
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仕 事 の メ ー ル 作 法              < 数字の書き方(4)
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                          順序を表す言葉

数を表す語に付いて、順序を表す言葉があります。

昔「101回目のプロポーズ」というドラマがありましたが、
「目」もその一つです。

「二つ目の信号」
「創業30年目」
のように使います。

「第」も数を示す語に付いて、物事の順序を表う言葉です。
「第1話」
「第2子」
「第3版」
「第4次評価報告書」
「第50回総会」
のように「回」以外にも「第」のつく言葉は多くあります。

ただし、「第」と「目」は一緒には使いません。
順序を表す言葉が重複するからです。

「第5回目の会合」⇒「第5回の会合」「5回目の会合」
「第3番目の演目」⇒「第3の演目」「3番目の演目」
のように使い分けます。

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今週は、数字の書き方のワンポイントをご紹介
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 数字の書き方(3)
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ローマ数字の表記

「I」「II」などのローマ数字は、機種依存文字です。
うっかりメールに使用してしまうと、受信した相手が読めない、あるいは
別の文字に表示されてしまいます。

ですから、メールに表記する場合は、洋数字に置き換えることを
お勧めします。

まぐまぐ!でメルマガを配信する際も、配信前の「原稿をチェック」で
必ずローマ数字はチェックされます。私も何度か経験しました。

ただ、どうしてもローマ数字で表記したい場合は、一部の文字であれば
表記できる方法があります。

半角の英文字「I」「V」「X」を使うのです。

I II IV VI IX X

洋数字で言うところの1、2、4、6、9、10までは、この方法でなんとか
表記できます。
「I」「II」は商品名などで使われることも多いので、文字登録しておくと
便利です。

余談ですが、変換候補で出てくるカッコでくくった株や有
(つまり株式会社や有限会社の略)も機種依存文字です。
ですから、私は全角で作った(株)(有)を文字登録して使用しています。
文字数を抑えたい時は、カッコを半角にした(株)(有)でもよいでしょう。

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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 数字の書き方(2)
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数字に付く「か」

「~かしょ」という書き方をします。

「カ所」「ヵ所」「ケ所」「ヶ所」「個所」「箇所」
あなたはどれを使っていますか?

変換候補で出てきたものをそのまま使うケースも多いかもしれませんね。
新聞表記では、数字に付くのは「カ所」、
限定された特定の部分を示す時は「個所」で統一されています。

「カ所」は大文字の「カ」。三カ月、数カ月など、「~カ月」の場合も
同様に大文字の「カ」です。
ただし、「三が日」「十か条」などは、平がなの「か」を使います。

漢字の「個所」は「箇所」に統一します。

(使い方の例)
2カ所、数カ所、5カ月、何カ月
三が日の人出、十か条
訂正箇所

どれを使うのか迷ったときは、上記の新聞表記も一つの基準として
参考にしてください。

辞書によっては、数字に付くのは「カ所」のほかに「か所」「ケ所」を
表示しているものもあります。

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数字の効用

メールに限らず、文書や企画書でも数字を入れることで、情報がより
具体的になります。大体の数より、数値で示すことで信頼性も増します。

例えば、メルマガの相互紹介で、「読者数がアップしました」より
「読者数が35人増えていました」とメールをもらうと、
紹介した側も成果が実感できてうれしいものです。

そんなわけで、ビジネスメールでも意識的に数値で示すようにしています。
逆に、はっきり明言できないような場合は、数千円とか、およそ~
のようなぼやかした表現を使うこともあります。

メールは横書きなので、基本的に洋数字を使うことが多いですが、
意外と多く見られるのが半角数字と全角数字の混在です。

半角、全角どちらの表記が正しいということではなく、
一通のメールに半角なら半角、全角なら全角に表記が統一されている方
が読みやすいです。

洋数字と漢数字が混在している場合もあります。
書き分けの一つの基準としては、慣用的な語、熟語やことわざの類、
定かではない数を表すときに漢数字を使う、と覚えておくとよいでしょう。

▼漢数字表記の例

「三寒四温」のような熟語
「三度目の正直」のようなことわざ
「一つ、二つ、三つ…」と数えるような場合
「数千円、十数人」のような不定の数量

上記のような言葉は洋数字で書くより、漢数字の方がしっくりきますね。

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今週は、事例をもとに感じの良い書き方を考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 感じの良い表現(5)
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                           「さん」付け

次のような問い合わせのメールを受け取りました。

<事例-1>
——————————————————————
ご相談がありまして連絡させていただきました。
弊社のクライアントさんで、広島の学習塾さんがあります。
現在、折込チラシやパンフ、webなどの媒体の制作をしております。
——————————————————————

上記の事例にある「クライアントさん」「学習塾さん」などの「さん」付け。
「会社さん」「○○商事さん」のような記述もよく見かけます。

一種の敬称として使用されている感がありますが、上記の事例のような場合、
「クライアント」「学習塾」でも差し支えないのではないでしょうか。

「クライアント」は「仕事の依頼先人、顧客」という意味。
ビジネスメールの場合、自社の顧客のことを第三者に述べるのであれば
「さん」付けしなくても、顧客をぞんざいに扱っているという
捉え方はしません。

「広島の学習塾さん」という記述も「広島の学習塾」あるいは
社名を伏せたいのなら「広島の某学習塾」「広島のある学習塾」
という書き方で事足ります。

社名を挙げる場合は「さん」ではなく「社」を付けて「ABC社」のように
表記することができます。
デザイナーとかライターなどの職業名も同様で、通常は「さん」は不要で、
もし、使うのであれば「デザイナーの小川さん」という書き方ができます。

「さん」というのは人につける敬称で、会社や職業を指すときに
多用することに違和感を覚えます。

以前、当メルマガで「彼女さん」という表記を取りあげたことがありますが、
これも「彼女」「彼氏」でよく、名前が分かるのであれば「A子さん」とか
「山田さん」と名前にさん付けする方が自然に思います。

▼参考

<追記>

社名や職業に「さん」付けは不要
という考えは、上記の記事を書いた2008年と変わりありません。

しかしながら、
メディアやSNSの投稿では
社名や職業への「さん」付け以外にも
「さん」付け問題は広がっているのを目にします。

グルメサイトへの投稿記事で目にする
お店の「さん」付けのみならず
ブログに対しても
「はてなブログさんで見つけた・・・」
「note公式さんに紹介いただきました」
など、サービス名に対して「さん」付けするケースも。

人以外の対象にも「さん」付けする風潮は
留まることはなさそうです。

 
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