今週は、疑問に感じた敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                < 敬語の使い方
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「ご依頼」

発注者であるA社から受注者である私宛てに、次のようなメールが
ありました。

「原稿作成のご依頼をさせていただきます」

上記のメールを受け取った私は、恐縮してしまいました。
受注者の私からすると、発注者のA社の方が立場は上
(お金の流れで考えると、私はA社から報酬をいただく身)です。

ですから、発注側のA社から受注者である私に
ここまで丁寧な言葉を使っていただくのは、恐れ多い気がしたからです。

発注者から受注者へのメールであれば

「原稿作成のお願い」
「原稿作成依頼」

という件名で十分ではないでしょうか。

私が特に違和感を覚えたのは「ご依頼」の使い方です。
受注者から発注者に向けて
「ご依頼をいただき、ありがとうございます」
という言い方は自然ですが

その逆(発注者→受注者)の場合、
「原稿作成のご依頼」の「ご」は不要だと感じました。

明日は、この「ご依頼」の使い方について解説します。

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