今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(2)>
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「万難を排して」
<読者からの質問>————————————————
「万難を排して」という言葉を初めて知りました。
どんなときに使うのが適切なのでしょうか?
(読者 K.Hさん)
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「万難を排して」は
「どんな困難・障害を克服しても」という意味合いが込められた言葉です。
例えば、参加や出席を知らせる際に 「万難を排して参加します」 「万難を排して参加しました」 と使うことができそうです。 ただ、書き手の熱い気持ちは伝わるにせよ 読み手は仰々しいをこえて、物々し印象を持つかもしれません。 通常のメールのやりとりでは 「必ず参加します」 「ぜひ、参加させてください」 という書き方でも伝わるでしょう。 「万難を排して」に似た表現として 「万障繰り合わせて」があります 案内状などに形式的に使われることが多い表現です。 <追記> 「万難を排して」を使った文例としては 「このプロジェクトだけは万難を排して取り組みます」 「万障繰り合わせて」を使った文例としては 「万障お繰り合わせのうえ、ご臨席賜りますよう ご案内申し上げます」 ちなみに「万障」は、多くのさしさわり、さまざまの差支え という意味です。
案内状などに形式的に使われることが多い表現です。