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今週は、敬語について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < メールの敬語 >
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お、ご、御 の使い方
敬語の使い方について読者のかたから質問をいただいたので、ご紹介します。
<読者からの質問>————————————————
■敬語表記の方法 『お、ご、御 の使い方』
・お客様や、上司へメールで依頼事項を含む内容のメールを送る場合、
相手にお願いする場合 ; ご連絡ください。 ご確認願います。
返信お願い申し上げます。
自分が何かをする場合 ; 連絡させていただきます。
確認させていただきます。
返信いたします。
といった使い方をしております。
間違いは無いでしょうか?
(読者 T.Yさん)
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上記の使い方で問題はないのですが
若干気になる点があったので、
私の場合はこう書いているというのを参考までにご紹介します。
▼相手にお願いする場合
「ご連絡ください」⇒「ご連絡をお願いします」
依頼の分の場合は「ください」より「お願いします」を使うことを
お勧めします。
「ご確認願います」⇒「ご確認をお願いします」
「を」なしでも意味は通じますが、略した印象を与えるので、
私は文中に「を」を入れるようにしています。
「返信お願い申し上げます」⇒「ご返信をお願いします」
この場合も「を」をつけ、「返信」の前に「ご」、
文末を「します」で結ぶ書き方もあります。
「します」を「いたします」としてもよいでしょう。
▼自分が何かをする場合
「連絡させていただきます」 「確認させていただきます」
⇒「ご連絡いたします」「確認いたします」
個人的に「~させていただきます」の使い方に疑問を持っているので
「~いたします」に書き換えることが多いです。
敬語の「お」「ご」の使い方については、
下記のように後に続く言葉をセットで覚えておくと、一つの指針になります。
●尊敬語
「お(ご)~になる」
「ご~なさる」
「お(ご)~くださる」
●謙譲語
「お(ご)~する」
「お(ご)~申し上げる」
「お(ご)~いただく」
「御」については、メールの文章などではかたい印象を与えるので
「ご」に書き換えることが多いです。
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