今週は、読者のかたからの質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法              < 読者からの質問 >
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                         「ご自愛ください」

この季節になると、よくいただく質問です。

<読者からの質問>————————————————

「お体ご自愛下さいませ」という表現、ちょっと気になります。

本来「自愛」には自分の体、健康のことを気にかけるという意味がある
ので、上記表現は意味がダブってしまっており、あまりよい表現では
ないと思います。
「ご自愛くださいませ」で十分ではないでしょうか。

(読者 A.Sさん)
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今は残暑見舞いの季節ですが、
暑中見舞い、残暑見舞いのやりとりが行われるようになると
よくいただく質問が「ご自愛ください」という表現についてです。

A.Sさんが書いておられるとおり、
「ご自愛ください」には「お体に気をつけてくださいね」
という意味合いが含まれているので、
前に「お体」を付ける必要はありません。

バックナンバー VOL.888「疑問な言葉(4)」参照

「ご自愛ください」の前にひと言添えるとしたら
「どうぞ」「時節柄」「暑さ一段と厳しい折」などがあります。

暑中見舞いや残暑見舞いの目的でメールを送ることはあまりなく
「ご自愛ください」という表現は
どちらかというと、はがきや手紙でよく使われる表現だと思いますが
その意味と使い方は知っておいてよいと思います。

 
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