今週は、言い切る場合とそうでない場合の表現について考察します。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 表現のメリハリ(2)
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                        強調の「なのです」

 書き言葉というより、話し言葉に多くつかわれる
 「そうなんです」。

 「そうです」と比べると、「そう」であることに対して
 ひときわ強く訴えかける印象があります。

 「そうなんです」は会話調のくだけた表現ですが
 「そうなのです」としても「そうです」より強い印象を与えます。

 「その点が重要なのです」
 「それがリーダーである私の役割なのです」

 このように「なのです」で言い切ることで
 その前の語
 上記の例文では「重要」「役割」
 がより強調され、説得力のある一文になります。

 「その点が重要です」
 「それがリーダーである私の役割です」
 のように「です」で終わる文と比べると
 その訴えかける強さの違いが分かります。

 ▼ 乱用するとおしつけがましい
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 このように、強調する場合に使うと効果的な
 「~なんです」「~なのです」
 ですが、乱用するとおしつけがましい印象を与えるので
 注意が必要です。

 「○○に関して私は初心者なんです」
 「それをしたのは私なのです」

 上記の文は「なんです」「なのです」を
 「です」にしてもなんら支障はない一文です。

 相手への依存をあらわにしたり、ことさら注目を集めるために
 「なんです」「なのです」で平易な文を強調するのは
 いただけません。

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