今週は、「すみません」に頼らない表現法についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 「すみません」に代わる言葉 >
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多用するほど軽くなる!?
「すみません」は便利な言葉です。
謝る場合の最高敬語にあたるのが
「申し訳ございません」
なのに対し、
「すみません」は、
ちょっとした不都合やミスを起こした時に
使われやすい表現です。
もともと「すみません」は
動詞「済む」を打ち消したもの。
「済む」は物事の決着がつく、終結する、収まるという意味があり
それを打ち消す「済まない」の丁寧語が「すみません」です。
ですから、相手に対して「悪いことをした」という気持ちがあり、
気が済まないときや、心苦しい場合などに
本来、使われてきた言葉です。
ところが、相手に謝るときだけでなく、
頼みごとをしたり、お礼を言うときにも
幅広く使われるようになりました。
例)すみませんが、ご確認をお願いします(依頼)
良いものをいただき、すみません(感謝)
このように便利な言葉だからこそ
重みに欠け、普段着のように気軽に使えるので
多用するほど、真意が伝わりにくくなる点も否めません。
自分の方に非がなかったり
自分が悪いわけではない場合まで、必要以上に
「すみません」を使うこともないでしょう。
そこで、今週は
「すみません」に代わる言葉を考えていきたいと思います。