今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 Begin の メ ー ル 作 法            < 読者からの質問
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                          災害後のメール文

<読者からの質問>————————————————

未曾有の大震災により、日常を取り戻すのは
まだまだ時間がかかりそうです。

こんなときに要望など、大変心苦しいのですが
こんなときだからこそ、お願いしたくご連絡いたしました。

被災地の方々、またこの震災により大きな被害を受けた会社の方々
多少影響のある地域の方々、あまり影響のなかった地域の方々、
いろいろいらっしゃいますが、

ビジネスのメールとしてどのような
挨拶が今ふさわしいのか、大変迷います。

時間も経ってまいりました。しかしこれだけの災害です。
「時下ますます~お喜び、、、」などという文章で
はじまって良いのかすら迷います。

ぜひ、いくつかの例をあげて
決まり切った言葉ではなく、さりげない配慮のある文章を
教えていただけないでしょうか。
(読者 I.Oさん)
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この場合、相手の状況を知ることが、大事だと思います。
被災が分かっている場合と、相手の状況が分からない場合とでは、
かける言葉も違ってきます。

被災状況が分かっている場合は、「お見舞い」と「援助の申し出」を。

(文例)
このたびの震災による被災に際し
心からお見舞いを申し上げます。

私どもでお役にたつことがございましたら、
遠慮なくお申しつけください。
———————
1行目を「報道で御社の被害を知り」「○○様から御社の被災の知らせを受け」
と、被災を知った経過を書くこともできます。

相手へのお見舞いの気持ちを伝える場合は
「お見舞い申しあげます」という件名で
上記の全文を送信しますが

通常の用件の前に、ひと言お見舞いの文を添える
という方法もあります。

結びの一文として「一日も早い復旧をお祈りしています」という表現もありますが
援助や支援の申し出の方が、現実的だと私は思います。

相手の被災状況が不明な場合は…

(文例)
連日の報道で、御社への
震災の被害(影響)を心配しています。

差し支えなければ、
状況だけでも教えていただけますか。
——————–

余談ですが…

朝日新聞の4月1日に掲載のコラム「経済気象台」の一文に
東北工場のある筆者の会社に
震災のあった翌日、見舞いの電話や生活必需品の輸送の申し出がある一方

「納入品の問い合わせだけの企業も。
工場被害はなくても、従業員の家は倒壊、なかには行方不明の家族も抱える。
なのに見舞いの言葉すらなく、自分の都合を優先する」

とあり、考えさせられました。

もう一つ。
フリーランスのサステナビリティー活動家、
丹羽順子(にわ・じゅんこ)さんの3月26日のツイッターにあったつぶやき
をご紹介します。
他人事じゃなく、相手に寄り添う気持ちを伝えることが
大切なのではないでしょうか。

被災者にかけないほうが良い言葉の例
「色々あったけど命が助かったから良かったじゃない」
「早く元気になって」
「頑張って」
「早く忘れて前向きに生きよう」
今後、被災地に入る人の数も増えるだろう。
手伝いたいという気持ちを伝えよう。

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