今週は、最近気になる言葉についてとりあげます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法        < 気になる言葉(3)
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「被曝」と「被爆」

「被曝」と「被爆」。
この二つの言葉はどう違うのでしょうか。

「被曝」とは、人体が放射線を浴びること。
「被爆」とは、爆撃を受けること、を意味します。

広島では、幼児のころから平和教育があるので「被爆」という文字には
なじみがありましたが、「被曝」との違いを知ったのは東日本大地震に
よる原発事故が発生してからです。

「曝」という字には「さらされる」という意味があります。

広島と長崎に投下された原子爆弾による被害が、文字通り「被爆」ですが、
「被曝」は、事故によって放射能にさらされることを意味します。

共同通信社「記者ハンドブック」には
「被曝」は「被ばく」と表記されています。
「曝」という字が常用漢字に入っていないためでしょう。

「記者ハンドブック」では
チェルノブイリ原発事故や原水爆実験の被害を受けた人は「被ばく者」
広島・長崎の原爆被害者は「被爆者」と表記が異なります。

4月12日、原子力安全・保安院は東京電力福島第1原発事故の深刻度を
レベル7に引き上げました。

日本の原発が同じ日本の被災地や被災者を苦しめています。
これ以上、事故による被曝が広がらないことを願うばかりです。

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