今週は、迷惑メールの件名をもとに傾向と対策を考えます。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 件名の留意点(4)
◆─────────────────────────────────◆
                        名前のある件名

 惑わされる件名として、名前入りというのがあります。

  先日はありがとうございました。里中です。

  お世話になります、石山です。

 これらはいずれも迷惑メールにあった件名ですが
 このように姓が書かれた迷惑メールが最近増えています。

 通常は迷うことなくごみ箱行きにするのですが
 家族や親せき、知人の名前と同じだと「もしや」という気持ちから
 まんまと“敵”の手中に。

 妹と知人の下の名前が同じで、どちらもひらがな表記なので
 「○○です。例の件で」といった件名をうっかり開いたことがあります。

 ▼ 名前には社名をセットで
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 件名に名前を入れることは、ビジネスメールのやり取りでも行われていますが
 名前だけでなく社名や部署名とセットにした方が、はっきりします。

 私が仕事でやりとりする相手のメールを見てみると
 二通りのパターンがあります。

 1)件名にカッコ書きなどで社名+名前 
   差出人名は、日本語または英文字のフルネーム

 2)件名には社名や名前なし
  差出人名に、社名+名前

 件名か差出人名に社名があれば、
 佐藤さんや藤井さん、田中さんといった
 同姓が多い場合でも区別がつきやすいです。

 実際、
 同時期に同じ姓の相手からのメールが
 上記の1)でも2)でもなく
 どちらも差出人名が英文字表記の姓だけだったことがあり
 混同しそうになったことがあります。

 メールの使用頻度が高い人は
 1)や2)の配慮があり、

 さらに上級者になると
 相手によって件名の社名・名前の入れ方や
 差出人名も数種用意して切り替えているケースも見られます。

 少なくとも、メールを送信した相手に判別してもらえるような
 工夫は必要ではないでしょうか。

◆─────────────────────────────────◆
 【しごび】 の お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆

 あっ! 今日は「九スポ」の日。

『痛いっ! おじさんメール改造講座
      ~ 今さら聞けない大人のメール作法 ~』

 
 第9回のテーマは「文末の終わらせ方」です。
 すっきりスマートなメールの終わらせ方、できていますか?
 続きは紙面をお読みくださ~い。

 神垣の連載は……
 「九州スポーツ」では毎週木曜日に
 「東京スポーツ」は一日早く水曜日に
 掲載予定です。

 ぜひ、お読みくださいね!

記事全文を読む