今週は、メールの数字表記についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法              < メールの数字(5)
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                        判断がつかない時には…

数字の表記について、読者のかたから質問がありました。

<読者からの質問>————————————————-

明確な熟語や言い回し=漢数字
明確に数字を伝えたい=算用数字
ですが、その中間、グレーな場合

つまり、算用数字を使うことに小さな抵抗感があるけど、
でも横書きだしなぁ、とためらう言葉があります。

例えば
「一人でできない」と「1人でできない」。
2人や3人ならできるのにというニュアンスなら
「1人でできない」でもいいけど、
そういう意味じゃない「一人でできない」もありますよね。

このような場合の「算用数字と漢数字の使い分け」
はどうしたらいいでしょうか?
読者 S.Yさん
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数として人数を数える場合は「1人」「25人」「300人」と
算用数字を用いますが
内容によって、意味を持たせるときには
「一人」とか「独り」と表記します。

※参照 

ですが、上記の質問のように
単純に「数値」として表記できない
ニュアンスのある数字を書き表す時に
どの数字を使っていいか分からないことがあります。

算用数字より漢数字? 漢数字なら、どの漢字?
と迷うことがありますよね。

そのようなときは
ひらがな書きにしてしまいます。

上記の質問で言えば
「自分ではできない」という意味で「ひとり」という言葉を使いたい
でも、どのように表記していいか迷うというときは
「ひとりでできない」とひらがなで表記します。

「1つ」「一つ」と数量を表す以外に
「いまひとつ」と副詞的に用いる時や
「心はひとつ」と意味を持たせるときにも
ひらがなで表記します。

数として示す以外に、
言葉に特定の意味を持たせたいという時には
前後の文とのバランスを考えたうえで
ひらがな表記を使ってみるのもひとつの手です。

 

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