今週は、意味が同じ言葉を重ねていないか、についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < ありがちな重言(4)>
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重言いろいろ
今週は、知らず知らずのうちに使ってしまう重言(重ね言葉)を
紹介してきました。
例)通用門の施錠がかけられていませんでした。
錠に鍵をかけることを「施錠」というので、
「施錠がかけられる」は明らかな重言です。
⇒ 通用門が施錠されていませんでした。
通用門の錠がかけられていませんでした。
例)私は一営業担当にしかすぎません。
「~にすぎない」と「~でしかない」の「しか」が重なっている。
⇒ 私は一営業担当にすぎません。
例)彼を過大評価し過ぎです。
文字通り、「過大評価」と「し過ぎ」が重言。
⇒ 彼を過大評価しています。
彼を評価し過ぎです。
似たような例では…
例)モバイル決済分野の分野はまだまだ混沌としている模様
「分野」の連続使用に書いた本人が気が付いていないとも言えますが、
これも重言。
⇒ モバイル決済分野はまだまだ混沌としている模様
「モバイル決済分野」とひと固まりで言葉を捉えると、
上記のような重なりに気がつかないものです。読み返して確認してみましょう。
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