ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

今週は、堅苦しく抽象的でまわりくどい表現を要チェック!
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法          < お役所言葉にご用心(3)
◆─────────────────────────────────◆
                             「御高配」

今週は
漢語が多く堅苦しかったり、まわりくどかったりする「お役所言葉」
について取り上げています。

「丁寧な表現だとは分かるけれど、結局、どういう意味?」と
思う言葉に次のフレーズがあります。

御高配を賜り」
御高覧いただき」
御賢察の通り」

相手に敬意を示す表現には違いないのですが
堅苦しすぎて、意味もよく分かりません。

上記のフレーズを分かりやすく書き直してみましょう。

●「御高配を賜り」 ⇒ 「ご配慮いただき

「高配」とは、相手の配慮、心配りのことを指し、
目上の相手に手紙を送るようなときに使われる言葉です。

しかし、仕事で使うメール文では「ご配慮いただき」とする方が
意味が分かりやすいです。

●「御高覧いただき」 ⇒ 「ご覧いただき

「見る」の尊敬語をさらに強めた表現が「高覧」です。
「高配」同様、「高」という言葉をを取り
「ご覧いただき」として、全く失礼にはなりません。

●「御賢察の通り」 ⇒ 「お察しのとおり

「賢察」は、相手が推察することを敬って使うときの言葉。
これもここまで敬意を示さなくても「お察しのとおり」として
意味は通じます。

過剰な敬語表現は慇懃無礼な印象を与えるだけで
伝えたいことを分かりにくくしてしまうことがあるので
使い方には気をつけましょう。

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

読んだら旅に出たくなる本「空飛ぶ野菜ソムリエ 世界の旅ごはん」
神垣が企画・編集を担当しました。

7冊目の著書「仕事で差がつく言葉の選び方」刊行。
ビジネスに使える大和言葉を紹介しています。

THEプロフェッショナル広島

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】