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今週は、堅苦しく抽象的でまわりくどい表現を要チェック!
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < お役所言葉にご用心(3)>
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「御高配」
今週は
漢語が多く堅苦しかったり、まわりくどかったりする「お役所言葉」
について取り上げています。
「丁寧な表現だとは分かるけれど、結局、どういう意味?」と
思う言葉に次のフレーズがあります。
「御高配を賜り」
「御高覧いただき」
「御賢察の通り」
相手に敬意を示す表現には違いないのですが
堅苦しすぎて、意味もよく分かりません。
上記のフレーズを分かりやすく書き直してみましょう。
●「御高配を賜り」 ⇒ 「ご配慮いただき」
「高配」とは、相手の配慮、心配りのことを指し、
目上の相手に手紙を送るようなときに使われる言葉です。
しかし、仕事で使うメール文では「ご配慮いただき」とする方が
意味が分かりやすいです。
●「御高覧いただき」 ⇒ 「ご覧いただき」
「見る」の尊敬語をさらに強めた表現が「高覧」です。
「高配」同様、「高」という言葉をを取り
「ご覧いただき」として、全く失礼にはなりません。
●「御賢察の通り」 ⇒ 「お察しのとおり」
「賢察」は、相手が推察することを敬って使うときの言葉。
これもここまで敬意を示さなくても「お察しのとおり」として
意味は通じます。
過剰な敬語表現は慇懃無礼な印象を与えるだけで
伝えたいことを分かりにくくしてしまうことがあるので
使い方には気をつけましょう。
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