今週は、相手に対して失礼になる表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 失礼な表現(4)>
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「蛙の子は蛙」
今週は、相手に失礼にならないよう
気をつけて使いたい言い回しについて
取りあげています。
「すごいですね」という、相手への賞賛の気持ちを伝えたつもりが
言葉の使い方を間違えると、相手を不快にする場合があります。
野球部出身の上司の子どもが
社会人野球で活躍している
という知らせを聞き
「部長の息子さん、ピッチャーですか。
さすが、蛙の子は蛙ですね」
親子で野球の実力があることを
賞賛したつもりが、上記の文では、その気持ちは伝わりません。
なぜなら、「蛙の子は蛙」には
「所詮、凡人の子は凡人にしかなれないものだ」という
意味があるからです。
目上の相手に「さすが」という表現もNG。
このようなときは
「さすが、蛙の子は蛙ですね」よりも
「この親にしてこの子あり、ということですね」
の方が、意味としては適切です。
▼ 「鳶が鷹を生む」にも注意!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
似たような表現に
「鳶が鷹を生む」
があります。
「鳶が鷹を生む」は
平凡な親がすぐれた子を生むことのたとえ。
これは本人が謙遜して使うのには差し支えありませんが
人を評するときに使うと、失礼になります。
「部長の息子さん、すばらしい活躍でした。
鳶が鷹を生むとは、このことですね」
このような使い方は、相手が気を悪くすることはあっても
賞賛にはならないので、使い方に気をつけましょう。
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【しごび】 の お す す め
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