今週は、読者の方からいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(3)>
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「桜が満開に咲く」
前回に続き、こちらも3月半ばにいただいた質問メールです。
<読者からの質問>————————————————
ひとつ、迷うことがありました。
今の時期、桜の開花表現が多くなっていますが、
「桜が満開に咲く」というのは、
「満開」という意味を、全面的に開く、つまり咲くという風に考えると、
重語にはならないのでしょうか?
(読者 M.Oさん)
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「満開」とは、花が十分に開くこと
「咲く」は、花のつぼみが開くこと
をそれぞれ意味します。
したがって
意味としては同じなので
「満開に咲く」は重言になります。
ですから、文にするときは
「桜が満開です(になりました)」
と表現するのが適切です。
「満開」に代わる表現として
「桜の花が見事ですね」
「桜は今が見頃です」
と言い換えることもできます。
「満開に咲く」のように
漢字や言葉は異なるのに
意味が重複した「重言」としては
「今の現状」
「一番ベストなのは」
「次の後継者」
「最後の追い込み」
「壮観な眺め」
などがあります。
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