今週は、読者の方からいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問 >
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「させていただく」
<読者からの質問>————————————————
私がよく迷う言い回しですが、
どうもどれが正しいのかはっきりしないので、お教え頂けると幸いです。
1)○○の件に関しては確認して、後ほどご連絡させて頂きます。
=> ご連絡の「ご」はもしかして不要?
2)それでは○○とさせて頂きたく、宜しくお願い致します。
=> 少しくどい表現?
「○○させて頂く」という表現は正しいか否か
(読者 A.Nさん)
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1)の場合
「ご~いただく」と、謙譲語が後に続くので
「ご連絡」の「ご」は不要ではありません。
ただ、この場合、
連絡するのは、こちらの都合によるものなので
相手の許可を得て次のアクションを起こす際の表現である
「~させていただく」ではなく
「~する」の謙譲語「~いたします」を使うことをお勧めします。
したがって、1)の文は
「○○の件に関しては確認して、後ほどご連絡いたします」
が適切と考えます。
2)の「~させていただく」は
相手に許可や了承を得るのであれば、差し支えない表現ですが
その場合は
「○○とさせていただきたいのですが、よろしいですか(でしょうか)」
と相手に問いかけて確認する言い回しの方がよいでしょう。
「させていただきたく」と文をつなげたうえに
「よろしくお願いいたします」と結ぶと
文意としては、相手の意向を聞く格好を取りながら
最終的には「そうさせてもらいますので」という意味合いになります。
この場合、相手の意向を訪ねるのであれば
「それでは、○○とさせていただきますが、よろしいですか」
自分の意向を伝えるのであれば
「それでは、○○にいたします。どうぞ、よろしくお願いします」
と文意によって言い回しが変わります。
「○○にいたします」の文は、内容によっては
「○○にて進めます」という書き換えもできます。
ちなみに、メールでよく使う言い回しである
「頂く」「宜しく」「致します」は
見た目にやわらかい印象を与えるので
わたしは平仮名で表記しています。
そのため、回答も平仮名表記としました。