今週は、読者の方からいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(3)>
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「ご教示ください」
<読者からの質問>————————————————
お客様に
「必要か必要でないか、教えてください」と聞きたい場合、
メールで
「○○の要否をご教示ください」
という表現は問題ないでしょうか?
(読者 M.Oさん)
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「要否」は、必要か否かということ
を意味する言葉なので、問題ありません。
それよりも、「要否」に続く「ご教示ください」が
この場合は問題で、少々、大げさな表現と感じます。
「教示」とは、知識や方法などを教え示すこと。
ですから、単に「必要かどうか」を確認する場合に使うときは
「ご教示」の代わりに「お知らせください」
で事足ります。
「○○の要否をお知らせください」
あるいは
「○○が必要か否かをお知らせください」
文末の「お知らせください」は
「お知らせいただけますか」と問いかける形にしてもよいでしょう。
単に確認するだけ、連絡してもらうだけの用件で
「ご教示ください」
を使っている文面を時折、目にします。
相手にノウハウや極意を詳細に尋ねる場合には
適した言葉ですが、
日程や都合を「教えてください」というような場合は
「お知らせ(ご連絡)ください」
「お知らせ(ご連絡)いただけますか」
という表現で差し支えありません。