今週は、ミスや混同しやすい言葉について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 気になる表現(4)>
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「何でもいい」「~でいい」
今週は、さまざまな角度から、
気になる言葉を紹介してきました。
個人的に気になる表現があります。
夕食の献立を家族に尋ねたとき
「何でもいい」とか
「ソーメンでいいい」
という返答。
この「何でもいい」「~でいい」に
カチンと来るのはわたしだけでしょうか?
肉か、魚か、麺類か
おおよその食べたいジャンルを知りたいから聞いているのに
「なんでもいい」
では分かりません。
「ソーメンがいい」なら、
よっしゃ、すぐ作るよ~! という前向きな気持ちになるのですが
「ソーメンでいい」と言われると
なんだか妥協して「どうせソーメンくらいしかないんでしょ」と
言われているようで、テンションが下がります。
でも、言う方は案外、気を遣って
「あるもので、できるものを作ってもらえばいいよ」という気持ちで
「何でもいい」。
「簡単なものでいいから、ソーメンで」という意味合いで
「で」を使っていたりもします。
会話であれば、その場で言い換えることができ
そんなつもりで言ったのではないとフォローもできますが
メールのように文で書いてしまうと
そういうわけにいきません。
ですから
自分が尋ねられて返答するときは
「何でもいい」ではなく「○○がいい」
「○○でいい」ではなく「○○がいい」
と書くように心がけています。
ほかにも
「女性でも使える」というときの「でも」も
「もともと女性じゃ使えないけど」という
見下した伝わり方をする場合があるので
「女性も使える」
と「も」に書き換えるようにしています。
書く側の気持ちどおりに
相手が読んでくれるとは限らないため
読み返して
マイナスの印象を与える可能性がある言葉や書き方は
避けるようにしています。