今週は、正確に相手に伝わる表現法についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法          < はっきり書くには?
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曖昧表現の三種盛り

依頼や確認の問い合わせをしたとき

「多分、大丈夫だと思います。」

という返信だったら……
受け取る側は「本当に大丈夫だろうか?」と不安になります。

対応の仕方として、
状況に不安要素があるとか
対応に自信がない、
といった場合に、上記のような返信をしてしまいがちです。

上記の返答が相手に不安感を与えてしまう要素として
次の3点が挙げられます。

1)「多分」
そうなるだろう、そうであろうと推量する言葉で、
断定を避けているので、相手は見通しがが付きません。
「おそらく」「できるかどうかわかりませんが」も同類の表現です。

2)「大丈夫」
便利な言葉ですが、何が大丈夫なのかが伝わりにくい表現。
この場合も
「対応可能。お任せください」の大丈夫なのか、
「なんとかやってみるので、とりあえず」の大丈夫なのか
がよくわかりません。

3)「と思います」
断定を避けるときの常とう句ですが
「思う」と「する」では、おのずと結果が変わってきます。
相手が求めるているのは、あれこれ「思う」ことではなく
何をどうするのか、何をどうしたのか、という実行です。

いずれも日本語にありがちな婉曲表現ではありますが
こうした言葉を使った返答では、
相手を説得したり、満足感を与えたりすることはできません。

今週は、自信を持って、はっきり相手に伝えるための
表現の仕方について取り上げます。

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