今週は、うっかりミスしやすい表現についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法        < 間違いやすい言葉(4)
◆─────────────────────────────────◆
                            異彩と異才

異彩を放つ」

異才を放つ」

さて、どちらが正しいでしょうか?

「異彩」とは、文字通りの言葉の意味は
普通とは違ったいろどり、ですが、
そこから転じて
きわだってすぐれた様子 を意味します。

「異才」とは、人並みでないすぐれた才能、または、その持ち主のこと。
偉大な才能を指す「偉才」と同じ意味を持ちます。

「異彩」は状態を、
「異才」はそうした才能の持ち主を表しますが

その後に続く「放つ」は、
外に向かって発する、という意味なので

異彩を放つ

とするのが適切な使い方です。

「異才」という人並みならぬ才能は
「発揮する」ものではあっても「放つ」ものではないので
「異才を放つ」
とは書きません。

一字の違いですが
それを受ける言葉により
使う言葉が変わるという例です。

改めて思いますが
日本語って複雑ですね。

でも、こうして意味をたどっていくと
微妙なニュアンスを表現できる
日本語のバリエーションの豊かさにも気づきます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

メルマガ詳細

◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 か ら の お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆

☆————————————————–☆
22回 【しごび トーク・カフェ】
————————————–
株式会社ゴールデン、エイト代表
矢野 泰司さん
☆————————————————–☆