今週は、ビジネスメールに取り入れられる大和言葉をご紹介
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仕 事 の メ ー ル 作 法        < メールに使える大和言葉(3)
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                            断るとき

今週は、クイズ形式で
ビジネスメールに使える大和言葉を紹介しています。

断りを入れるときに使うとよい
大和言葉をピックアップしました。

下記の設問の□や◇に入る言葉は何でしょうか。
(□は漢字、◇は平仮名が入ります)

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第7問 ◇◇◇◇◇時間が足りません。
どうにかしようにも時間が足りません)

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第8問 □□◇□◇して、却ってご迷惑をかけてはいけないので
安易に引き受けて、迷惑をかけてはいけないので)

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第9問 ◇◇◇◇◇ない事情があり、伺うことができません
やむを得ない事情があり、伺えません)

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第7問の答えは
いかんせん

「いかにせむ」が変化したのが「いかんせん」で、どうにかしようにも、
残念ながらどうにもできない、という意味合いを伝える言い回しです。
「いかんせん今の私の立場では口出しすることは不可能です」
「いかんせん時間がなさ過ぎて、対応しきれません」
のように、なんとかしたいけれども、なす術がなく断らざるを得ないとき
に使う表現です。

第8問の答えは
安請け合い(やすうけあい)」

できるかどうかも分からないのに安易に引き受けることを
「安請け合い」と言います。
「安請け合い」すると、自分が困るだけでなく、自分に頼みに来た人や
自分の周りの人たちにも迷惑をかけることになる場合があります。
そうしおた周囲を巻き込む恐れのある頼み事を断るときの理由として
先を見越して
「安請け合いして、却ってご迷惑をおかけしてはいけませんので、
お引き受けしかねます」と断りを入れるときに使います。

第9問の答えは
よんどころない

「よんどころない」は、やむを得ないという意味の大和言葉。
詳細に理由を述べなくても、人が口出しも手出しもできない
込み入った状況にあることを暗にアピールする気持ちが
「よんどころない事情」という言い回しに込められています。
「せっかくのお話ですが、よんどころない事情があり、お断りいたします」
のように使います。

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