今週は、ビジネスメールに取り入れられる大和言葉をご紹介
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仕 事 Begin の メ ー ル 作 法    < 続・メールに使える大和言葉(5)
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                          気配りのひと言

今週は、ビジネスメールに使える大和言葉を
クイズ形式でご紹介する第二弾でした。

▼第一弾はこちら

下記の設問の□や◇に入る言葉は何か、考えてみましょう。
(□は漢字、◇は平仮名が入ります)

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第13問 □◇□◇なければ、退会の理由を教えていただけますか。
支障がなければ、退会の理由を教えてもらえますか)

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第14問 お□◇□◇◇て恐縮ですが
面倒をかけて申し訳ないが)

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第15問 □□◇□◇ず、失礼しました。
説明が不十分で、失礼しました)

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第13問の答えは
差し支え

都合の悪い事柄、差し障りのことを
「差し支え」
と言います。

「差し支える」と動詞になると、不都合が生じる、妨げになる、という意。
打消しの語が付いて「差し支えない」は、構わない、という意になります。

自分の用件や頼みごとをするときも、
まず、相手の都合を尋ねるようにすると物事がうまく運びます。
「差し支えなければ」は、そんな相手の意向や都合を尋ねるときに
使うとよい大和言葉です。

第14問の答えは
手を煩わせ

相手に面倒をかけることを
「手を煩わす」
と言い、目上の相手に対しては
「お手を煩わせ」
のように使います。

相手に頼み事やお願い事があるときに
「お手を煩わせて恐縮ですが」
とひと言添えると、相手に負担をかけることへの配慮が感じられます。

第15問の答えは
言葉が足り(ず)

説明が十分でないことを
「言葉が足りず」「言葉足らず」
と言います。

メールで伝えた用件が相手にうまく理解されず、誤解が生じている
ようなとき
私の言葉が足りず失礼しました」
「私の言葉足らずで、ご迷惑をおかけしました」
のように使います。

説明不足を意味するのが「言葉が足りず」ならば
よく理解してもらえるようにいろいろ考えて伝えることは
「言葉を尽くす」と言います。

 

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【しごび】 の お す す め
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今週は、ビジネスメールに取り入れられる大和言葉をご紹介
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < 続・メールに使える大和言葉(4)
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                             ピンチの時

今週は、ビジネスメールに使える大和言葉を
クイズ形式でご紹介する第二弾です。

▼第一弾はこちら

下記の設問の□や◇に入る言葉は何か、考えてみましょう。
(□は漢字、◇は平仮名が入ります)

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第10問 □◇□◇ならない状況になっています。
対処のしようがない状況になっている)

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第11問 ◇◇◇◇ならない立場に置かれています。
どうにもならない立場に置かれている)

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第12問 問題が山積みで◇◇◇◇◇◇◇◇いきません。
(問題が山積みでどうにもこうにもできない)

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第10問の答えは
抜き差し(ならない)

身動きが取れない、どうにもならないことを
「抜き差しならない」
と言います。

「抜き差し」とは
抜き出すことと差し込むことを意味し
抜いたり差し込んだりがうまくできない状況を指す言葉として
「抜き差しならない」
があります。
「八方ふさがり」と同じ意味合いを持ちます。

第11問の答えは
のっぴき(ならない)

避けることも、引き下がることもできないことを
「のっぴきならない」
と言います。

避けて退くことを指す
「退き引き」が変化して「のっぴき」に。
「進退窮まる」と同じ意味合いの言葉です。

第12問の答えは
にっちもさっちも(いきません)

行き詰ってどうにもこうにも動きがとれないことを
「にっちもさっちも」
と言います。

そろばんで、二割る二を「二進(にっち)」
三割る三を「三進(さっち)」と呼ぶことから
二や三で割り切れないことを「二進も三進もいかない」と言い
そこから転じ、後に打消しの語を伴い
「にっちもさっちもいかない」と言うようになりました。

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【しごび】 か ら お 知 ら せ
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誰もがやってしまいがちな“メールでの失敗”について
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今週は、ビジネスメールに取り入れられる大和言葉をご紹介
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < 続・メールに使える大和言葉(3)
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                            間をつなぐ時

今週は、ビジネスメールに使える大和言葉を
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▼第一弾はこちら

下記の設問の□や◇に入る言葉は何か、考えてみましょう。
(□は漢字、◇は平仮名が入ります)

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第7問 山田さんが◇◇◇◇てくれたおかげで、関係が修復できました。
(山田さんが間に入ってうまくとりまとめてくれたおかげで)

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第8問 お二方のご縁を◇◇◇ったのが山本常務です。
(2人の間を世話したのが)

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第9問 異業種の交流の□□◇ができれば、うれしいです。
(異業種が交流する仲立ちができれば)

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第7問の答えは
とりなし(て)

気まずくなった関係や場をうまくまとめることを
「とりなす」
と言います。

嫌悪になった状態を好転させたり、
仲直りさせたりするときに用い

「ぎくしゃくしていた両者をとりなすことができた」
のように使います。

とりなすことを名詞で使う場合は
「とりなし」
とし、仲介や仲裁を意味します。

「疎遠になっているA社とのとりなしを頼むことにした」
のように使います。

第8問の答えは
とりもっ(た)

うまくいくように世話をすることを
「とりもつ」
と言います。

「2人の仲をとりもつ」
のように使います。

「とりなす」と「とりもつ」は
似ているので混同しやすいですが

「とりなす」は、対立する二者の間に立ち、良好な関係にすること
「とりもつ」は、二者の間に立って関係を結ぶこと
という違いがあることを理解しておきましょう。

第9問の答えは
橋渡し

両者の間に立って、関係をつくったり
上手くいくように世話をしたりすることを
「橋渡し」
と言います。

「橋渡し」と「とりもつ」は同じ意味の言葉で
縁をとりもつことを「橋渡し」と言い換えたりもできます。

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【しごび】 の お す す め
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人の話を聞くより
自分のことを話したい人が多い気がしています。
人の話をさえぎってまでも……

でも、それって、
結局のところ真に理解してもらうことから
離れていく行為なんだと思いました。

第166号   徹底して聞く
————————————————–
 【 営業マン河村操はコミュニケーションする 】
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今週は、ビジネスメールに取り入れられる大和言葉をご紹介
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 仕 事 の メ ー ル 作 法     < 続・メールに使える大和言葉(2)
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                            目が付く言葉

今週は、ビジネスメールに使える大和言葉を
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下記の設問の□や◇に入る言葉は何か、考えてみましょう。
(□は漢字、◇は平仮名が入ります)

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第4問 やっと完成の◇◇が立ちました。
(やっと完成の見通しが立ちました)

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第5問 励ましのお言葉に□□が熱くなりました。
(励ましの言葉に思わず涙がこぼれそうになりました)

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第6問 素人とは□◇◇◇◇◇◇が違いますね。
(素人とは注目するところが違う)

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第4問の答えは
めど

目指すところ、見込み、見当を
「目途」または「目処」と書いて
「めど」と言います。

「めどが立つ」、「めどをつける」とは
物事が達成するまでの見通しを付けること。
逆に見通しが付かないことを
「めどが立たない」
と言います。
新聞表記では平仮名表記で統一されています。

第5問の答えは
目頭(めがしら)

目の、鼻に近い方の端を「目頭」と呼び
感動のあまり、今にも泣きそうになることを
「目頭が熱くなる」
と言います。

「うるうるする」と同じニュアンスの言葉ですが
ビジネスメールで使うなら「目頭が熱くなる」の方が
好ましいですね。

第6問の答えは
目のつけどころ

着眼点、注目すべきところのことを
「目のつけどころ」
と言います。

着眼点が良いこと、発想の面白さを褒めるときに
「目のつけどころが違う」
のように用います。

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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 続・メールに使える大和言葉
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                         概要を伝えるとき

中国由来の漢語
主に欧米から入ってきた外来語
に対して

日本古来の言葉(和語)を
大和(やまと)言葉と言います。

当メールマガジンの
バックナンバーでビジネスメールに取り入れることができる
大和言葉をクイズ形式で紹介したことがありますが

▼バックナンバーはこちら

好評だったので、
今週は、続編をお届けします。

下記の設問の□や◇に入る言葉は何か、考えてみましょう。
(□は漢字、◇は平仮名が入ります)

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第1問 ◇◇◇◇は下記の通りです。
概要は下に書く通りです)

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第2問 ◇◇◇◇◇◇申しあげますと
端的に言うと)

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第3問 □◇順調に進んでいます。
だいたい順調に進んでいる)

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第1問の答えは
あらまし

用件や話などのだいたいの内容のことを
「あらまし」
と言います。
漢語では「概要」「梗概(こうがい)」と書いたりもします。

物事の経緯や顛末などを、ポイントを絞って分かりやすく伝えるときに
使う大和言葉が「あらまし」です。

第2問の答えは
かいつまんで

大事なところだけを取り出してまとめることを
「かいつまむ」
と言います。

「かいつまんで言う」とは「端的に言う」とう意。
込み入った内容をポイントを押さえて説明するときに
「かいつまんで説明いたしますと」
のように使います。

第3問の答えは
概ね

物事のだいたいの内容のことを表す大和言葉が
「概ね(おおむ・ね)」
です。

「だいたい」とか「まあまあ」といった言葉では
「よく分からないけど、なんとなく」という不確実、不安定な
ニュアンスを含みますが

「概ね」には、状況を把握・確認したうえでの
だいたい、おおよそという確かさが感じられます。

新聞表記では「おおむね」と平仮名表記で統一されています。

2005年創刊! ビジネスメールを書くときに役立つ無料メールマガジン配信中!
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今週は、トラブルの元となるNGメールについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < メールの「してはいけない」(4)
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                          重箱の隅メール

 今週は、メール対応で
 トラブルの元になるようなNGな内容について
 取り上げています。

 相手の粗とか、ささいな失敗やミスなど
 重箱の隅をつつくように
 細かく注意したり、指摘したりするのも
 メールで「してはいけない」ことの一つです。

 本来検討すべきテーマや本質からはずれ
 目先の細かいことをほじくり返すような対応は
 すればするほど
 相手のやる気を減退させ
 生産性を低めてしまいます。

 こうした細かい指摘や注意は
 相手を信用していない → 任せられない → 口を出す
 というサイクルから生じます。

 これは裏を返せば
 自分に自信がない → 悟られたくない → 守りに入る
 ということでもあります。

 ちょっとした間違いや相手の落ち度を見つけ出しては
 指摘・注意することで
 自分の立場を守り、少しでも優位に立とうとする
 気持ちの表れとも言えます。

 細かいことに口出しするばかりで
 「木を見て森を見ず」といった対応は
 指摘される方にも分かるので
 「この人、偉そうな割には分かってないな」
 と心が離れていくことに。

 口で言えば受け入れられる(聞き流せる)ことも
 文字で残るために
 カチンときたリ、拒否反応を招く度合いが高まります

 メールで揚げ足を取るような対応は
 慎みましょう。

 それよりも
 本質、本題からぶれない
 対応を心がけたいものです。

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 【しごび】 の お す す め
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 今回のテーマは「昔のオトコ」。
 
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     男子禁制! 違いの分かる女子だけに贈る
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           【 オ ト コ の 話 】
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 昔過ぎて、我ながら笑っちゃいますが
 どうしても決着をつけておきたい
 「あの頃の思い」があるのです! 

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