今週は、ビジネスメールに取り入れられる大和言葉をご紹介
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 続・メールに使える大和言葉
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                         概要を伝えるとき

中国由来の漢語
主に欧米から入ってきた外来語
に対して

日本古来の言葉(和語)を
大和(やまと)言葉と言います。

当メールマガジンの
バックナンバーでビジネスメールに取り入れることができる
大和言葉をクイズ形式で紹介したことがありますが

▼バックナンバーはこちら

好評だったので、
今週は、続編をお届けします。

下記の設問の□や◇に入る言葉は何か、考えてみましょう。
(□は漢字、◇は平仮名が入ります)

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第1問 ◇◇◇◇は下記の通りです。
概要は下に書く通りです)

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第2問 ◇◇◇◇◇◇申しあげますと
端的に言うと)

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第3問 □◇順調に進んでいます。
だいたい順調に進んでいる)

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第1問の答えは
あらまし

用件や話などのだいたいの内容のことを
「あらまし」
と言います。
漢語では「概要」「梗概(こうがい)」と書いたりもします。

物事の経緯や顛末などを、ポイントを絞って分かりやすく伝えるときに
使う大和言葉が「あらまし」です。

第2問の答えは
かいつまんで

大事なところだけを取り出してまとめることを
「かいつまむ」
と言います。

「かいつまんで言う」とは「端的に言う」とう意。
込み入った内容をポイントを押さえて説明するときに
「かいつまんで説明いたしますと」
のように使います。

第3問の答えは
概ね

物事のだいたいの内容のことを表す大和言葉が
「概ね(おおむ・ね)」
です。

「だいたい」とか「まあまあ」といった言葉では
「よく分からないけど、なんとなく」という不確実、不安定な
ニュアンスを含みますが

「概ね」には、状況を把握・確認したうえでの
だいたい、おおよそという確かさが感じられます。

新聞表記では「おおむね」と平仮名表記で統一されています。

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