今週は、依頼する、依頼された際のメール対応についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法   < 頼むとき・頼まれたときの対応(4)
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                       特別な依頼をするとき

今週は
依頼するとき、依頼されたときのメール対応について
紹介しています。

4)特別なお願いごとがあるとき

結婚式の仲人を頼むとか
会社の顧問になってほしいとか
他言できない重要案件があるとか……

懇意な間柄であっても
いずまいを正し、改まった気持ちで
お願い事や依頼をするときの言い回しが

折り入ってお願いがあります

です。

「折り入って」とは、
深く心を込めて、
という意味。

特別なお願いをしたい、あるいは
どうしてもこの人に頼みたい
という場合に使います。

(文例)
「日本文化に詳しい山田さんに折り入ってお願いがございます

「私事ですが、部長に折り入ってお願いしたいことがあります

「折り入って」の後に続くのは「お願いがあります」のほかに
「ご相談(したいこと)があります」
「お話(したいこと)があります」
と言い換えることもできます。

「折り入って」に代わる言葉としては
「特別に」「ぜひとも」などがあります。

では、こうした改まった依頼を切り出されたときには
どのように返答したらよいでしょうか。

対応できることであれば、

承りました。ご期待に沿うよう最善を尽くします

といった感じで了承すればよいのですが、
即答できない場合は

すぐ返答することはできないのですが、お話は承りました

すぐには決めかねますので、少し考える時間をいただけますか

といった具合に、相手の話を理解したうえで、
検討する猶予を与えてほしいことを伝えます。

相手の押しが強く、断りきれそうにない
すぐに断ると角が立つという場合は

私では判断しかねますので、(上司や社内で相談の上)
改めてご返事いたします

と、検討してから返答する旨を伝えるとよいでしょう。

上記に挙げた返答例は目上の相手を想定し、敬語を使っていますが
部下や対等な相手に対しては、この限りではありません。

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【しごび】 の お す す め
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お願い事をするときには「差し支えなければ」

誘いを断らざるをえないときには「よんどころない事情で」

いつも気に留めてくれる相手には「お心にかけていただき」

といった具合に、大和言葉を使うと
言い回しがやわらかくなり
相手の心にすっと届きます。

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