今週は、依頼する、依頼された際のメール対応についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 頼むとき・頼まれたときの対応(5)>
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お願いするときのひと押し
今週は
依頼するとき、依頼されたときのメール対応について
紹介してきました。
5)依頼するときの最後のひと押し
「それでは、よろしくお願いいたします」
は依頼やお願い亊をするとき以外にも使う
定番の結びの文です。
念を押すために最後に添えたりもしますが
単に「よろしくお願いいたします」だけで終わらず
「ぜひともご検討をお願いいたします」
「ご検討いただきますようお願いいたします」
このように「よろしく」に代わる言葉として
「ぜひともご検討を」
「ご検討いただきますよう」
といった相手のアクションを促す言葉を入れると熱意が伝わります。
「ご検討」は依頼する内容により
「ご協力」「ご対応」
と書き換えてもよいでしょう。
さらに
「○○いただきますよう切にお願いいたします」
と「切に」という言葉を入れると
「なんとしてでも」という真剣みが伝わります。
こうした相手からの
熱意のこもった依頼に対して
好意的に受けとめる場合は
「承知しました。早速、検討してみましょう」
「では、早速(資料や提案を)拝見します」
のように、すぐに内容に目を通し判断する旨を伝えます。
逆に、受け入れい難いと思っている場合は
「ひとまず(資料や提案を)預からせていただき
改めてご返事させてください(いたします)」
と、即答は避け、ワンクッション置いてから返答するか
あまりにも押しが強い依頼や、一方的で迷惑な頼みごとに対しては
「結構なお話だとは思いますが、今回は見送らせていただきます」
「(理由を挙げ)のために、申し訳ありませんが、お断りいたします」
と断りを入れます。
自分が困った時だけ、いきなり頼みごとをねじこむのではなく
日頃から小さな頼みごとを快く引き受けるといった
「持ちつ持たれつ」の関係を築いておくことで
少々の無理も聞き入れてもらうことが可能になります。
言葉を尽くすことは大切ですが
普段から誠意のある対応、良好な関係づくりを心がけ
頼みやすい、頼まれやすい環境を整えておくことも忘れずにいましょう。