今週は、間違いに気づきにくい言葉を取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法           < 間違いやすい言葉(3)
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                         慎んで? 謹んで?

分かっているようで分かっていない
うっかり間違えたまま使っている……
そんな言葉を今週は取り上げています。

A)慎んでお悔やみを申しあげます。

B)謹んでお悔やみを申しあげます。

どちらの「つつしんで」が正しいでしょうか?

答えは、B)「謹んで」です。

どちらも「つつしむ」という言葉ですが
「慎む」は、控えめにする、抑制すること
「謹む」は、かしこまる、礼を尽くすこと
という意味の違いがあります。

相手に弔意や祝意を表す場合は、「謹む」を使います。

ちなみに
「つつしむ」の送り仮名は
「謹む」「慎む」で
「謹しむ」「慎しむ」ではないので注意を。

———

「つつましい」と「つましい

よく似た言葉ですが、意味が異なります。

「つつましい」は
「慎む」と同じ漢字を使い「慎ましい」で、
控えめである、という意味。

例)慎ましい人

「つましい」は漢字で書くと「倹しい」で、
質素であることを意味します。

例)倹しい暮らし

「慎ましい」「倹しい」と漢字で書くと
違いが分かりやすいですが
新聞表記では「つつましい」「つましい」と
平仮名表記で統一されています。

「つ」一字があるとないとで意味が異なるので
混同しないように注意しましょう。

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