今週は、読者の方からの質問に回答します。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(5)>
◆─────────────────────────────────◆
「教示」か「教授」か
<読者からの質問>——————————————
1点ご教示ください。
この、『教示』ですが、
社内で若い(と言っても30代半ば)男性が、
得意先へのメールに『ご教授下さい』と記載していました(2人)。
1人には「ご教授ではなくご教示では?」と
それとなく連絡したのですが、
別の方が同じように使用しているのを見て、
「ご教授でも良いのかも?」
と自信がなくなってきました。
得意先へのメールに「ご教授」でもよろしいのでしょうか?
自分では先生が生徒に教える時と理解していたのですが……
(読者 M.Uさん)
——————————————————————-
「ご教示」と「ご教授」についてですが
結論から申しますと
「ご教示」を使うのが適切です。
「教示」とは、知識や方法などを教え示すこと。
「教授」とは、学問や技芸を教え授けること。
似たような意味ですが
文字通り、教え示すことが「教示」であるのに対して
教え授けることが「教授」。
時間をかけ、専門的な学問や技術、芸事を教えていくことです。
「教授」に対し
「ちょっとここ、教えてもらえますか?」といった
たやすく教えられることが「教示」です。
したがって
メールで得意先に
「教えてください」という意味合いで使う場合は
「ご教示ください」
が適切です。
メールで「ご教授ください」と使っているのは
ミスタイプでそうなったのか
「教示」と「教授」の意味を同一と捉えているか
ではないでしょうか。
参考にしていただけるとうれしいです。
ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。
最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』
その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版 登録はこちらから
◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 か ら お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆
定員を増員!
とはいえ、最大20人までですので
残席は4席。お申し込みはお早めに。
☆————————————————–☆
【しごび トーク・カフェ】VOL.28
————————————–
「レトワールフリヨン」オーナー ブーランジェ
藤原 宮子 さん
☆————————————————–☆
テーマ:「細腕起業奮闘記その2 輝く店、輝く人を育てるには!?」
日 時: 2015年 6月25日(木) 18:30~20:30
会 場: レトワールフリヨン
参加費: 一般 ⇒ 3000円 ※軽食と飲み物 付
☆————————————————–☆