今週は、尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分けについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 敬語の使い分け(3)>
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「言う」の敬語
今週は、ビジネスメールで使う頻度の多い言葉を
敬語で表すときの使い分け方を紹介しています。
今回は「言う」の尊敬語・謙譲語・丁寧語についてです。
「言う」の尊敬語 = おっしゃる
例)部長がおっしゃる通りです。
※「言う」の尊敬語「おっしゃる」に、さらに尊敬の「られる」を付け
「おっしゃられる」とするのは過剰な敬語です。
× 社長がおっしゃられていました。
○ 社長がおっしゃっていました。
「言う」の謙譲語 = 申しあげる、申す
例)恐れながら、申しあげます。
例)担当の佐藤と申します。
※「申しあげる」も「申す」も、目下の者が目上の相手に
何か言うときに使う謙譲語ですが、
社外の相手に社内の人が言っていたことを伝える場合にも使います。
例)田中様にぜひお願いしたいと、山田が申しております。
「言う」の丁寧語 = 言います
例)私から言いますので、ご心配なく
<敬語の基本>
・敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類があります。
・尊敬語は、相手に対する敬意を表すもので、主語は相手。
相手の動作や存在を高める言い回し。
・謙譲語は、自分をへりくだることで、相手に敬意を表すもので
主語は自分。
自分の動作や存在を低めて、動作が向かう先の相手を高める。
・丁寧語は、相手への敬意を込めて、動作や存在を丁寧に、
あるいは上品に言い表すもの。
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【しごび】 の お す す め
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