今週は、読者の方からの質問に答えます
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仕 事 の メ ー ル 作 法           < 読者からの質問
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                         年賀状をやめる連絡

<読者からの質問>————————————————

同僚から「年賀状辞退について」という件名で
「今年から年賀状を辞退させて頂きたいと思います。
ご了承の程、よろしくお願い申し上げます」
というメールが届きました。

メールで辞退を連絡してくることは、私自身は構わないのですが、
上司や目上の方に失礼ではないのか?
また、本文も了承しろという一方的な連絡で、
なんとなく腑に落ちません。

40半ばの同僚からですが、どうなのでしょうか。

自分自身が社内の人間への年賀状をやめたいと思った場合、
メール連絡でよいのか、どのように書けば失礼ではないのか
ということも知っておきたいと思います。

できましたらご教示いただきたくお願い申し上げます。
(読者 Y.Tさん)
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すでに年賀状を投函する時期になってしまい、
遅れ馳せながらではありますが、
質問に回答します。

何らかの都合で
年賀状の発送をやめること自体は
珍しいことではなく
わたしも公私ともにそういった連絡を受けたことがあります。

数年前、年上の同業の方からの年賀状に

「お目にかかる機会がなく
賀状だけのやり取りとなっておりますので
この度をもって新年のごあいさつを差し控えることにいたします」

とあり、スマートな文面に
感服したことがあります。

年賀状のやりとりをやめる場合は
このように「来年からはやりとりを控えます」と
ひと言添えて年賀状を送り、最後にするのが
理にかなっているように思います。

メールでやり取りする相手と
年賀状を送る相手が一致しない場合は
なおのこと、年賀状で知らせる方が好ましいのではないでしょうか。

やむをえず、メールで
年賀状のやりとりの取り止めを知らせる場合は
その理由と今後もお付き合いの継続を願う旨を
書き添えるとよいでしょう。

例えば

メールやSNSでつながりのある方々への年賀状を
本年をもちまして遠慮させていただこうと思います。
勝手ではございますが、
 今後も変わらぬおつきあいのほどお願い申しあげます

といった具合です。

目上の相手へは特に
「勝手ではございますが 」
「誠に勝手ながら」
といった言葉を使い、丁重に連絡を。

タイミングも
年賀状の準備が始まる前に
早めに連絡する方がよいでしょう
(喪中ハガキを送るのと同じくらいのタイミングを目安に)。

実際に、
ネット上でつながっている相手には
年賀状を送るのをやめるというケースが
私のまわりでも法人個人に関わらず年々増えているようです。

会社の場合は
メールだけでなく
自社のWebサイトや各種媒体で
早い時期から告知する必要があるでしょう。

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