今週は、なんとなく書いてしまいがちな曖昧な言葉についてです。 ◆─────────────────────────────────◆ 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 余分な言葉(2) > ◆─────────────────────────────────◆ 「とか」 「良いとか悪いとか議論している場合ではない」 この一文に使われている「とか」は 事がらや動作・状態などを例として並べて挙げるときに用いる助詞です。 「~とか、~とか」のように 列挙する事柄の後に付けますが、 「寒いとかつらいなんて口に出せませんでした」 のように「~とか、~とか」ではなく、 最初の「とか」だけで、次の「とか」は省くケースもあります。 寒いとかつらいとか ⇒ 寒いとかつらいなんて このように 事項を列挙するときに用いるほかに 「山田さんとかいう男性が訪ねてこられました」 「去年から病気で療養中だとか」 のように 人から伝え聞いたり、定かでないこと表したりするときにも 「とか」を使います。 一方で、 「日本酒とか飲みます」 「ゴルフとかします?」 のように言葉の後に付けて 断定的な言い方を避け、あいまいにするために 用いられることも増えてきました。 「とか」は、合いの手のように会話や文章に差し挟めるため 「私とか、会社の帰りとかヨガとかに行ったりとかします」 のように乱用してしまうことも……。 意味のない「とか」の多用は 文が冗長になるうえ、幼稚な印象を与えます。 「私は会社の帰りにヨガに行っています」 のように、「とか」に頼らず すっきりした表現で伝える習慣を付けましょう。 ◆─────────────────────────────────◆ 【しごび】 の お 知 ら せ ◆─────────────────────────────────◆ 気になる敬語の言い回しについてとりあげた メルマガの過去の記事が 「まぐまぐニュース」で紹介されました。 ▼「お知らせさせていただきます」は間違い? 敬語の正しい使い方4選