今週は、なんとなく書いてしまいがちな曖昧な言葉についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法                 < 余分な言葉(4)>
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                            「らしい」

 「セミナーは延期になったらしいです」
 「本社は広島にあるらしい」

 「~であるようだ」「~と思われる」という意味で
 助動詞の「らしい」を使います。

 はっきりと断定はできないけれど
 多分、そうだろう、

 自分で確かめたわけではないけれど
 人づてにそう聞いた、人がそう言っていた

 という事柄を伝えるときに用いられます。

 断定を避けた婉曲な表現といえますが
 「らしい」を使い過ぎると
 いい加減、適当な情報とも受け取られるので
 注意が必要です。

 例えば
 「駅からすぐの所にあるらしいと聞きました」

 「あるらしい」という表現自体が
 人から得た情報を伝えるときの言い回しなうえに

 「~と聞きました」と
 さらに伝聞の表現が続くので
 とても曖昧で不安を与えます。

 根拠がなく、推測の域を出ない情報を
 「~らしい」のまま不用意に書いて伝えるのは危険です。

 不確かな情報は安易に口にしたり書いたりせず
 確かめてから正確な情報を伝えることを心がけましょう。

 「セミナーは延期になったらしいです」は
 「セミナーは23日(火)に延期になりました」

 「本社は広島にあるらしい」は
 「東京にあるのが支社で、本社は広島にあります」

 のように、「らしい」の代わりに
 「いつ」「どこ」「だれ」かを
 具体的に伝えることを意識しましょう。



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 【しごび】 の お 知 ら せ
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 第3回めの講座は
 3月1日(火)の開講です。

 一緒に大和言葉を学びませんか?
 

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      ひろしまきもの遊び・和ごころ講座
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      【 人づきあいのたおやか大和言葉 】
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 少人数の和やかな講座です。男性の参加も大歓迎!

 ◆時 間/19:00~20:30(90分)

 ◆場 所/紅茶のお店「linden&chervil」プライベートルーム
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 ◆受講料/単発受講 1回につき2,000円(テキスト代含む)

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