今週は、「ウチ」側・「ソト」側への敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法          < 敬語の使い分け(2)
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                    「ソト」の人の行為に謙譲語?

敬語を使うときは
客先など、社外の相手=「ソト」の人
同じ会社内の人   =「ウチ」の人
と分けて考え

誰を「立てる」かを見極めたうえで
敬語を使い分けましょう
と、前回述べました。

混同しやすい間違いが
客先などの「ソト」の人の行為に「謙譲語」を使ってしまうパターンです。

「ソト」の人を立てるときに使うのは
「ソト」の人が主語となる「尊敬語」。

しかし、自分を主語にして、へりくだって相手を立てる「謙譲語」
を使ってしまう混同が見られます。

例えば、
「ソト」の人に対して
「営業担当者に聞いてください」と伝えるときは

「営業担当者にお聞き(になって)ください」や
「営業担当者にお尋ねください」

のように尊敬語「お~になる」「お~する」を用います。

「営業担当者にうかがってください」と
「聞く」の謙譲語「うかがう」を使うのは間違いです。

「ソト」の人に対して、「ウチ」の人が「聞いた」という場合は

「弊社の営業担当が御社でうかがったと申しております」

のように、主語は「ウチ」の人である営業担当者ですから、
「聞く」の謙譲語「うかがう」、「言う」の謙譲義「申す」
を用います。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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