今週は、同じ漢字で2通りの読みがある言葉を取り上げます。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法          < 2通りの読み
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                           「空念仏

 「空念仏」と書いて
 読みは「そらねんぶつ」と「からねんぶつ」。

 それぞれ意味も違います。
 
 「そらねんぶつ」は、心を込めずに口先だけで唱える念仏のこと、
 または、念仏を唱えるふりをすること。
 「空念誦(そらねんじゅ)」とも言います。

 「からねんぶつ」は、言うだけで、実行されない主張
 のことです。

 もともとは「そらねんぶつ」が使われていましたが
 そこから転じ、「からねんぶつ」の意味でも言葉が使われ始め
 2通りの読みで使い分けされるようになりました。

 「そらねんぶつ」は
 「彼は葬儀には参列していましたが、
  まるで空念仏な態度でした」

 「からねんぶつ」は
 「○○候補の公約は、空念仏で終わりました」
 のような使い方をします。

 「そらねんぶつ」の「そら」は
 「上の空」の「そら」

 「からねんぶつ」の「から」は
 「空っぽ」の「から」

 と覚えておくと違いが分かりやすいかもしれません。

 ビジネスメールではあまり使う機会はない言葉ですが、
 読みと意味の違いがあることは
 知っておいてよいと思います。

 ちなみに、
 「そらねんぶつ」「からねんぶつ」
 どちらでパソコンに入力しても「空念仏」で変換されます。

 読みと意味の違いを強調したい場合は
 敢えて「そら念仏」「から念仏」
 と表記してもよいでしょう。

 今週は、このように
 同じ漢字で2通りの読みがある言葉を取り上げていきます。

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